くらし 地域おこし協力隊通信 Vol. 99

(中央地区担当 山田 慎)

協力隊として赴任し、早いものでもうすぐ任期の2年が終わります。最近では「まだ2年しかいないの?もっといると思ってたよ」と嬉しい言葉をかけていただくことも増え、少しずつ地域に溶け込めているのかなと感じています。

春から初夏にかけては、村の基幹である農業と、大切な地域行事の両方に深く関わらせていただきました。田植えは昨年に続き2回目となり、作業にも慣れ、昨年以上に貢献できたのではないかと感じています。また、近隣の農家さんのお手伝いや、私自身の畑では、栄村の伝統野菜「ししこしょう」をはじめ、夏野菜の栽培にも励んでいます。少しずつですが、周りの助けがなくてもできる作業が増えてきたことに、自身の成長を実感しています。

行事の面では、苗場神社の山開き神事で昨年に続き運営の準備と懇談会の司会進行を、野田沢集落の竹の子狩りでは公民館主事として準備から運営までを担当させていただきました。こうした行事は、普段なかなかお会いできない方々とも交流できる貴重な機会であり、村の温かさを改めて感じられる有意義な時間です。皆で味わう竹の子汁の味は格別で、今年もたくさんおかわりしてしまいました。

7月からは、協力隊として最後の年となる3年目が始まります。任期中はもちろんのこと、卒隊後にどれだけ栄村に貢献できるかが重要だと考えています。これからも一つ一つのご縁と活動を大切に、長期的な視点で栄村に貢献できるよう、できることを増やしていきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。