健康 夏本番! 熱中症を防ぐ5つのポイント

熱中症は、高温・多湿な環境で、体に熱がこもることによって起こるさまざまな不調のことを言います。重度の症状になると死に至る危険性もあり、早めの対策や予防が必要です。
熱中症の症状への対応や予防のポイント、熱中症予防情報の確認方法を紹介します。ぜひ実践してください。

■熱中症の症状と対応
暑さにより、体温の調整機能が乱れたり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることが原因で、熱中症になります。熱中症になると、体にさまざまな不調があらわれます。自分や周りの人に熱中症の症状がみられたら、すぐに対応しましょう。

▽軽度
めまい・頭痛・吐き気・倦怠感などの症状があらわれます。
このような症状があらわれたときは、涼しい場所に移動し、十分に休む、保冷剤や氷、冷たいタオルなどで冷やす、スポーツドリンクなどで水分・塩分を補給する、などの応急処置を行いましょう。症状が治まらない場合は、医療機関を受診してください。

▽中度
意識が朦朧(もうろう)とし、皮膚が冷たくなり、汗が出なくなります。
直ちに応急処置を行った上で、医療機関に受診しましょう。

▽重度
意識が喪失し、けいれんが起きたり、体温が40℃以上に上昇します。
至急、救急車を呼びましょう。

■熱中症予防のポイント
(1)部屋を涼しくする
高温・多湿な環境では、熱中症になる危険性が高くなります。室内では、エアコンや扇風機などで温度・湿度を調整しましょう。

(2)こまめに水分補給を行う
暑いときは、多量の発汗により、水分を失います。のどの渇きを感じる前に、こまめに水分を補給しましょう。特に体を動かしているときは、15~20分おきに休憩をとり、水分補給しましょう。

(3)暑い中での無理な運動を避ける
運動時は、熱中症のリスクが高まります。暑い時間の活動を避け、普段より休憩を多くとったり、運動時間を短縮したりしましょう。

(4)服装を工夫する
通気性がよく、吸水性・速乾性のある衣服を着用しましょう。また、帽子や日傘を活用して、日差しを遮りましょう。

(5)体調管理に気をつける
寝不足や食生活の乱れは、疲労や体調不良につながり、熱中症のリスクを高めます。日ごろから体調管理に気を付けましょう。

■熱中症警戒アラート
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性がきわめて高くなると予想される場合に、発表されるものです。環境省の発表する暑さ指数(WBGT)が33以上になると予想される日の前日午後5時と当日午前5時に、都道府県ごとに発表されます。
熱中症警戒アラートは、環境省ウェブサイトから確認ができます。発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用するなど、積極的に熱中症の予防行動を取りましょう。

■熱中症特別警戒アラート
昨年度から、暑さ指数が35に達すると予想され、「人の健康に重大な被害が生じるおそれがあるとき」などには、前日の午後2時に、「熱中症特別警戒アラート」が発表されるようになりました。
熱中症特別警戒アラートが発表された場合は、市ウェブサイトやSNS(LINE・X)、市情報メールでお知らせします。ぜひ登録してください。

詳細:健康づくり推進課
【電話】058-383-7570