くらし まちの話題いろいろ

■間近で体験!養老鉄道
8月23日(土)に養老鉄道を守る会と町が主催し、養老鉄道株式会社協力のもと、町内在住の小学生児童とその保護者を対象として、養老鉄道西大垣駅車庫にて「養老鉄道電車庫ツアー夏の陣」を開催しました。参加者は養老鉄道に乗って美濃高田駅から西大垣駅へと向かい、車両洗浄の見学、普段入ることができない運転席に座っての写真撮影やドアを開閉するなどにより車掌の仕事を体験しました。また、車両の仕組みについて、間近で見学しながら説明を受け、参加した児童も保護者も養老鉄道社員の話を真剣に聞き、たくさん質問をして電車のことを学びました。次回、12月にも冬の陣の開催を予定していますので、養老鉄道を一緒に体験しましょう。

■災害に備えるためにすべきこと
8月31日(日)に町中央公民館にて、清流の国ぎふ防災・減災センター、町消防団、町赤十字奉仕団、町女性防火クラブの協力のもと、町と町消防本部が主催で防災訓練を実施しました。発生の切迫性が高まってきている南海トラフ地震へ備え、地域住民の防災意識の高揚を図るとともに地域防災力の充実強化の実現を目的として、高田地区と養老地区の防災隊、多芸西部地区の団体が参加し、防災出前講座、応急手当訓練、展示見学、炊き出し訓練を行いました。
清流の国ぎふ防災・減災センターの兒玉靖さんによる防災出前講座では、災害時に重要となる避難所へのトイレの設営について学び、それぞれが災害に備えるためにすべきことを見直しました。

■治水事業の先覚者
9月1日(月)に佐竹直太郎翁顕彰碑前(高田地内)において佐竹直太郎翁顕彰会主催の顕彰祭が行われ、地域住民や遺族らが参加しました。昨年は台風のために中止となったため、2年振りの開催となりました。かつて、勾配が緩やかなために水量が増すと逆流し、水害が絶えなかった牧田川の改修工事に尽力し、水害を激減させるなど、地域の治水事業に大きな功績を残した佐竹直太郎翁の功績をたたえました。
顕彰会の会長である川地憲元町長は祭文奏上の中で、佐竹直太郎翁の残した功績を振り返りながら偉大なる遺徳をしのびつつ、安心・安全なまちづくりを進め、まちの更なる発展のために邁進していくことを誓いました。

■産業変革の時代を生きた偉人
8月16日(土)に養老駅北側にある立川勇次郎顕彰碑前において立川勇次郎氏顕彰祭が行われ、地域住民や遺族、養老鉄道関係者らが参加しました。顕彰祭では、養老鉄道の創立や揖斐川電力株式会社(現在のイビデン株式会社)の設立など、実業家として西濃地域の産業の礎を築いた立川勇次郎氏の功績をたたえ、遺徳をしのびました。
また、ひ孫である立川元彦さんはあいさつの中で、立川勇次郎氏の没後100年に合わせて全国のゆかりの地を訪ねた経験をまとめた記念誌「立川勇次郎の足跡を訪ねて」を自費出版したことを報告し、「私にとって第二の故郷である西濃の人たちに知ってもらいたい」と話しました。

■平和のためにできること~戦争を知らない世代へ語り継ぐ~
8月23日(土)に町中央公民館にて、町図書館主催の「戦争のお話を語る会」が開催されました。講師として岐阜県遺族会語り部の佐竹一良さんと遺族会女性部長の佐竹安子さん、大垣空襲を語る会事務局長の髙木正一さんを迎え、戦争のない世界の実現に向け、戦争の記憶を未来へと残していくため、それぞれが戦争について体験したり伝え聞いたことを語りました。
世界ではまだ戦争がなくなったわけではありません。戦後から80年が経過し、戦禍を直接知る人は少なくなっていきますが、戦争の惨禍に改めて目を向け、平和な世界の尊さを忘れないように、後世へと語り継いでいく必要性を参加者へ訴えかけました。

■語り継いでいく薩摩義士の偉業
8月13日(水)に池辺公民館にて、令和7年度薩摩義士夏季慰霊法要が執り行われました。地域住民や遺族、関係団体などが参列し、江戸時代に難工事とされた「宝暦治水」を成し遂げた薩摩義士の功績をたたえ、追悼しました。「宝暦治水」とは、江戸時代に木曽三川流域の人々を水害の危機から救うため、薩摩藩が行った三川分流を目的とする治水工事であり、今年はその完工から270年の節目の年を迎えました。
町薩摩義士顕彰会の樋渡聡会長は追悼の詞の中で「薩摩義士の皆さまが成し遂げられた偉業に深く感謝するとともに、ご遺徳を後世に語り継いでまいります」と述べ、感謝の気持ちを語り継ぎ、繋いでいく意志を新たにしました。

■ご長寿おめでとうございます
古川きみゑさん(押越)が100歳の誕生日を迎えられ、8月29日(金)に川地憲元町長から長寿のお祝い状とお祝い金が贈呈されました。
古川さんは、普段から早寝早起きをして家事や田んぼでの農作業をしていたことや、90歳頃まで自転車に乗っていたことなど、よく体を動かしていたことが長寿に繋がったのではないかと話してくれました。

■避難所を少しでも快適に
9月2日(火)に養老町消防団長を務める伊藤勝則さんより、避難所などの設営時に固い床などに敷いて利用する災害備蓄マット15枚を寄附いただきました。
伊藤さんは「普段から消防団として消火活動や防災訓練への参加など、消防と防災について考える機会が多く、その中で避難所に備蓄されているマットの数が足りていないのではないかと考え、9月1日の防災の日に合わせて寄附しました。体育館などを避難所として利用する際に活用してください」と寄附の経緯を話しました。
いただいた災害備蓄マットを活用し、有事の際に少しでも快適に過ごせるような避難所の環境づくりを目指します。