- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年2月号
■大西政美議員
▽揖斐川町幼児園・小中学校の大雪警報発令時の対応について
町では学校・園ともに年度初めに基本的な対応方針を確認し、実際の警報発令時には、基本の対応方針を原則としながらも、具体的な対応についてはその時の状況を踏まえて慎重に判断して進めているとのことである。園児・児童生徒の安全確保を最重点に考えて近隣市町と同様に、休園・休校の対応にしてはどうか。
揖斐郡教育長会長である香田教育長にお聞きしたい。
▽教育長
気象警報発表時の対応については、年度はじめに各学校と原則を確認のうえ、保護者にも周知をして進めている。
当町は、南北に広い面積を有しており、特に降雪の状況は、山間部と平野部で大きく異なる場合があることから、大雪警報発表時については、地域・校区の状況に応じて、教育委員会の指示の下、各学校が具体的に対応することとしている。
▽住民福祉部長
公立の保育施設においての警報発表時の対応について近隣の7つの自治体に確認したところ、全ての自治体で気象警報発表時には、基本的には休園とはせず、「希望保育」という形で対応するということであった。
幼児園は、家庭において十分に子どもを保育できない場合に、家庭に代わって子どもを保育する施設であるため、町でも同様に「希望保育」という形でお預かりをしている。
■大西政美議員
▽藤橋城・西美濃プラネタリウム施設について
平日の上映回数は午後3回のみ、土日は午前1回と午後3回となっている。せめて、夏休み期間だけでも午前1回上映できると良いと考えるがどうか。
▽町長
冠山峠道路の開通に伴い利用客の増加を図る取り組みとして、従来閉館していた12月から3月までの冬季について、昨年度から試験的に土日祝日の臨時営業を実施している。
また、夏休み期間のお盆休みなどは、投影回数を増やしており、今年8月の来場者数は、1,216人、昨年の同月比約1・5倍であった。
■大西政美議員
▽いびがわ診療所について
今年5月と11月に地域医療振興協会と揖斐川町議会との懇談会を開催した。
今後、旧揖斐病院の病棟に施設を移転し、リハビリ施設として受け入れを拡大し、多職種および行政連携型のワンストップ介護施設を目指すとのことであった。また、この施設を実習施設としても充実させたいとのことであった。
「いびがわ診療所」を全国No.1の「憩いの場所」地域医療施設にしたいと思うがいかがか。
▽町長
町が旧揖斐厚生病院跡地を利用した複合施設を整備する目的は、老朽化した山びこの郷、保健センター、子育て支援センター等の移設、揖斐厚生病院の移転に伴う医療サービスの低下を防ぐための新たな診療所の開設、そしてこれらを1か所に集積し、ワンストップで町民の皆さんが必要とされる医療、福祉、介護、子育ての各サービスを提供することである。全国の僻地、地方の医療を担う医師、看護師の育成、研修や、全国から研修に来られる方々のための宿泊施設の整備など全国規模の課題については、まず国、県及び地域医療振興協会が主体的に対応頂くべき課題であり、町としては、その実現に向け、出来る範囲でのしっかりとした協力、支援をしたいと考えている。