- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年3月号
■3月の第2木曜日は、世界腎臓デー
令和7年の世界腎臓デーは、3月13日(木)です。
▽慢性腎臓病(CKD)をご存じですか?
慢性腎臓病(CKD)とは…「腎障害」か「腎機能低下」のいずれか、あるいは両方が一定期間以上続く状態のこと。
CKDは新たな国民病と言われています。
慢性腎臓病(CKD)は、初期には自覚症状がほとんどありません!
貧血、疲労感、むくみなどの症状が現れた時には進行している可能性もあります。CKDの放置により、人工透析が必要な末期腎不全や心筋梗塞や脳梗塞等の発症リスクが高まります。
腎臓の機能は一度悪くなると戻ることが難しいので、予防や早期発見が大切です。
▽CKDに早期に気づくために!
・定期的に健診や検査を受けて、血清クレアチニン(Cr)、尿蛋白を確認しましょう。
・健診で異常を指摘された場合は必ず医療機関を受診しましょう。
▽こんな人は要注意!
糖尿病や高血圧は重大な危険因子です。脂質異常症、高尿酸血症、肥満、喫煙も関係があります。すでに治療をしている方は、かかりつけ医の指導を受けながら生活習慣の改善が必要です。
▽腎臓を守るためのポイント!
食事:塩分の摂り方に注意しましょう(3~6g/日未満)。バランスよく適量を食べましょう!
禁煙:喫煙者は、非喫煙者と比べて約2倍CKDになりやすいです。まずは禁煙しましょう。
お酒:一日当たりビール500ml、又は日本酒1合が適量です。休肝日は必ずつくってください。
適度な運動:肥満などのリスクを予防しましょう。
生活:規則的な生活習慣に心がけ、十分な睡眠、休養をとりましょう。ストレスも大敵です。
お問い合せ:揖斐川保健センター
【電話】23-1511
■3月1日~3月31日は「自殺対策強化月間」です!
1人で悩みを抱えていませんか?3月は、40代・50代を中心とした中高年男性や長期休暇明けの18歳以下の若者の自殺が増加する傾向にあります。心のサインを感じたら、一人で悩まずに、誰にも言えない気持ちを電話で話してみることから始めませんか?
・岐阜県精神保健福祉センター
平日 9時~17時(祝日除く)
【電話】058-231-9724
・こころのケア専用ダイヤル
月・水・金 10時~12時、13時~15時(祝日除く)
【電話】090-5610-7578
・岐阜県いのちの電話協会
月~日曜日 19時~22時
※第1・第3土曜日 8時~19時
【電話】058-277-4343
揖斐川保健センター、公共施設などにリーフレットがありますので、ご覧ください。
■診療所ドクターリレーエッセイ「総合診療・家庭医療のご紹介」
▽今回の担当は
公益社団法人地域医療振興協会執行役員久瀬診療所所長いびがわ診療所医師 横田修一(よこたしゅういち)
旧久瀬村地区にあります久瀬診療所といびがわ診療所を担当しています横田修一と申します。これまで藤橋や坂内の診療所での勤務経験もあります。地域の皆さまには日頃より私達の診療活動にご理解とご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。私の専門は総合診療・家庭医療という分野になります。皆さまにはあまりなじみのない言葉でしょうか。簡単に言うと、「あらゆる年代のあらゆる健康問題に対応する」ということです。健康診断やワクチン接種、風邪、内科一般、ケガの処置、膝や腰の痛み、皮膚や排泄のトラブル、認知症や介護保険の相談、在宅医療(訪問診療)、リハビリテーション、メンタルヘルスなど様々です。大きな手術や専門的な治療が必要な場合には、西濃厚生病院をはじめ適切な医療機関に紹介をします。また診察室にいらっしゃるご本人はもちろんですが、ご家族の方、地域とのつながりを大切にしています。出来る限りお話を伺い、皆さまの日常生活を大切にしていきたいと考えています。健康面で気になることがありましたら、お気軽に診療所をおたずねください。
お問い合せ:
いびがわ診療所【電話】22-2000
久瀬診療所【電話】54-2040