- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県揖斐川町
- 広報紙名 : 広報いびがわ 令和7年8月号
■國枝誠樹議員
子どもたちの健全育成と地域の子育て環境充実のための児童館の設置について
揖斐川町では、学童保育は行っているが児童館にあたる施設はない。
児童館と学童保育は、共に子どもの健やかな成長を支援する重要な施設であるが、その役割や意義には明確な違いがあり、学童保育は、保護者が就労により昼間家庭にいない子どもや、疾病、介護等により昼間家庭での養育ができない小学校に就学している子どもが対象となり、子どもの安全を守り生活を支える場としての役割を担っている。
一方、児童館は子どもたち自身が自由な意思で参加することができ、遊びや交流を通じて社会性を育み、自立性を高める場で、学校や家庭以外で子どもたちが自ら望んで訪れることのできる「第三の居場所」としての存在意義を持っている。
町として、児童館の設置または既存施設への児童館的機能の導入を検討し、推進するべきだと考えるが、町としての見解と今後の取組みについて聞きたい。
▽町長
児童館は児童福祉法に基づく施設で児童の健全育成を目的としているが、少子化や地理的要因等で総合的に判断した場合、揖斐川町で新たに児童館を整備することは現実的ではないと思う。代わりに、既存の公共施設を活用し、児童館的な機能を持たせる取組みは可能であると考えられ、例えば、新たな公民館の活用方法として、地区公民館と連携して、公民館を地域の子どもたちに開放し、遊びや学習に利用する取り組みなどは、地域の方々とふれあえる機会にもなるのではないかと思う。
また、小学生の居場所のみならず、学習機会の創設として、揖斐川図書館の積極的な利用がとても良い効果を発揮すると思う。さらには、「木育」を通じた遊びの場、居場所づくりとして、「ぎふ木遊館サテライト施設」を計画しており、いびがわゆめパークや揖斐浄化センター公園なども含めて、子どもたちの居場所や選択肢は増えている。一方で、家庭が子どもにとって最も重要な居場所であることを重視し、行政施策が家庭でのコミュニケーションを減らさないよう配慮しながら今後も子どもの居場所づくりを考えていきたい。
■議会活動報告
▽4月
3日 第1回公共交通特別委員会
22日 4月月例会
第2回公共交通特別委員会
第1回議会改革推進特別委員会
▽5月
13日 第3回公共交通特別委員会
26日 第3回議会運営委員会
5月月例会
第4回公共交通特別委員会
▽6月
6日 第3回定例会開会 本会議
9日 総務文教常任委員会
民生建設常任委員会
12日 本会議 一般質問
13日 本会議 第3回定例会閉会
第2回議会改革推進特別委員会
27日 第5回公共交通特別委員会
■お知らせ
6月2日に開催された岐阜県町村議会議長会臨時総会において、大西惠子議長が岐阜県町村議会議長会会長に就任いたしました。