- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県白川町
- 広報紙名 : 広報しらかわ 2025年8月号
下記の予定等は、状況により変更することがあります。すぐメール・ホームページなどでご確認下さい。
■8月のカレンダー
■新着本紹介
▼終わりなき対話
著者/谷川俊太郎,中島みゆき
発行/朝日出版社
卒業論文でテーマにするほど、谷川俊太郎に関心を抱いていたシンガーソングライターの中島みゆき。2人の対談などを収録。
▼82歳の現役女医が教える老けない暮らし方
著者/天野惠子
発行/宝島社
朝と夜の15分入浴で内臓を温める、野菜スープで血圧を下げる…。82歳の現役女医が、病気や不調を乗り切るための知恵を紹介。
▼小学4年生から始めるおこづかい・お金の話
著者/柴山賢二
発行/秀和システム
おこづかいはどこからくるの?おこづかいの使い方から将来役立つお金の知識までをわかりやすく解説。
▼みっちりつぶつぶとうもろこし
著者/いわさゆうこ
発行/童心社
とうもろこしの茎についている雌花。そこからひげが伸びている。そこに雄花の花粉がくっつくと、つぶは育ちはじめて…。
■今月のMINI GALLERY and THEME BOOK
・ミニギャラリー
「尺八愛好家」切井 宮田竹晴(晴造)さん
・テーマブック
「戦後80年 たどる記憶・つなぐ平和」
■館長だより
▼終戦の日によせて
今から66年前、五味川純平著『人間の條件』(文春文庫)が映画化され、北海道のサロベツ原野でロケが行われました。いとこのT君が映画にエキストラとして出演すると知り「T君映画に出るんだって」と驚く私に「どうせ、その他大勢だべさ」と反応がうすい母でした。それでも映画が封切られると、どんな場面に出ているか興味がわき、母と一緒に見に行きました。本人が出演した場面は、貨物列車に乗せられた捕虜が「ワー」と声をあげ降りてきて、積んであるコメ袋を裂いてむさぼり食べるシーンとのことです。飢餓感が出ずに何度もやり直しをさせられ、へとへとになった頃にやっとOKが出たそうです。「あの子T君じゃない」「似てるね」と会話をしましたが平常心で見ることができたのはこのシーンまでで、そこから先は暴力、略奪など目を覆う画面が多く、だんだんと暗い気持ちになりました。後年、戦争の実情が知りたく『人間の條件』を読みました。戦争は知性や人間性を奪う最も野蛮な行為だと思いました。
今年も「終戦の日」8月15日が巡ってきます。平和の尊さをかみしめて、無念にも命を落とした人々の冥福を祈りたいと思います。
開館時間:
平日 午前9時~午後7時
土・日・祝日 午前9時~午後5時
本の除菌機をご利用ください。
問合せ:美濃白川楽集館
【電話】74-1022