くらし DX/デジタル技術が産業を変える 企業立地で次世代を呼び込む

DXとは、「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを抜本的に変革し、新たな価値を創造する取組のことです。IT産業だけでなく、デジタル技術でさまざまな仕事のプロセスが変わり、業務効率化やコスト削減が実現され、新たなサービスが生まれる可能性があるんです。

■進出先の土地の検討から立地まで企業をサポート
市では、将来の経済的な安心感や働きがい、働きやすさを高めるために企業立地を推進しています。若者の就職先として人気が高いデジタル関連企業の誘致のほか、DX人材の育成にも取り組んでいます。
このような取組を進めることで、人口流出の抑制・移住定住の促進につなげていきます。ここでは市内進出企業の事例を紹介します。

▽静岡をシズコンバレーに
(株)ユピテルは、5G基地局や最先端設備を運用し、未来の社会を織りなす研究開発や実証実験をするため、市内に研究所を開設しました。世界のIT発信源はアメリカのシリコンバレーですが、日本にはそのようなエリアが確立していません。そこで、首都東京や大阪、名古屋にも近く、日本の中心に位置し、気候や環境も良い静岡市を、「シズコンバレー」として日本のITの発信源にしていきたいと考えています。
静岡研究所では、次世代に向けたAIの研究や、イベント会場、テーマパークで楽しめる大規模なAR(拡張現実)アトラクションの開発に力を入れています。
また、静岡発ユピテルオリジナル新キャラクター「富士サクラ」などを制作して、地域活性化を目指しています。清水区の和菓子店とコラボした「富士サクラどら焼き」も発売され、ARを採用したパッケージにスマホをかざすと、「富士サクラ」が商品紹介をします。
今後もDXを活用した新たな取組を実施していきます。

▽製造業のDX~DXスマート工場~
ヤマト科学(株)は、科学機器や分析機器、研究設備を取り扱うメーカー兼商社です。2024年に清水区に新工場を建設し、研究室で使われる実験用の木製家具(実験台、試薬棚、薬品保管庫、実験用流し台など)を製造しています。
製品の受注から生産出荷まで、コンピューターシステムで一気通貫管理された工場を構築しました。規格の製品であれば、受注に対して出荷日を設定するだけで、生産設備の稼働プログラムが完成し、生産管理ラベルの二次元コードをスキャンしながら工程を流れ、製品が完成します。伝統的な木製家具工場に先進システムを導入し、まさにDXで製造の仕事が変革しました。
今後は、この技術を活かし、木工・産業デザインなどを学ぶ学生の人材育成やコラボ、地元のメーカーと共同開発にも力を入れていきたいです。

市が企業誘致をあらゆる面でサポートしていることで、さまざまな企業が静岡に進出し始めています。また、地元企業とのコラボも生まれ、静岡の産業も変わり始めています。
DXで働き方も変わるし、たくさんの企業が静岡に進出してくれば、若者の働くところも増えるよね!

問合せ:企業立地について産業基盤強化本部
【電話】354-2407