- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県熱海市
- 広報紙名 : 広報あたみ 2025年7月号
■市役所で働くということ
熱海市長 齊藤 栄
熱海市役所は今、職員採用に力を入れています。なぜかと言うと、一般的に労働市場が売手市場になっていることもありますが、今後、熱海市で新たな政策を進めるに当たって、多様で優秀な人材の確保が急務だからです。
昨年から、熱海市役所の受験を検討している大学生、短大生、高校生などを対象に職員採用説明会を行っています。その冒頭で、私が強調しているのは熱海市役所で働くことの魅力です。
まず、市役所の仕事は公(パブリック)の利益を追求することであり、市民に直接関係するものであること。たとえ困難なことはあっても手応えがあり、これほどやりがいのある仕事はないことを話しました。
次に、熱海市は全国有数の温泉観光地である一方で、少子高齢化や人口減少が急速に進んでいる課題先進地であること。このような社会状況の中で、経済の持続的発展と、市民の豊かな暮らしの双方を実現するための新しい仕組みづくりに挑戦することは、非常にエキサイティングであることを話しました。
職員採用については、新卒者だけではなく、即戦力となる社会人経験者も積極的に採用しようとしています。民間企業や公務員を10年以上経験した方をキャリア採用枠として募集し、年齢制限も45歳に引き上げています。一般事務職に加えて、幼稚園教諭・保育士、土木技術職も対象です。
人材確保は熱海市の持続的発展の土台です。一緒に熱海の未来をつくっていきませんか。