文化 ふるさと再発見!! 歩く博物館

富士宮市は、数多くの文化財が点在する歴史のまちです。まちの魅力的なスポットを訪ね歩き、身近に見て・触れて・感じてみませんか。

■[大宮東地区]馬車鉄道
明治時代、市内には馬が客車や貨物車を引いて運ぶ「馬車鉄道(馬車軌道)」があり、大宮(現在の中央町)~鈴川(富士市)を結ぶ富士馬車鉄道と、大宮~上井出※を結ぶ富士軌道の2路線が運行していました。
富士軌道は、製紙工場や製材所へ富士山麓の木材を運搬するために、明治42(1909)年に開通しました。
馬の力だけで貨物車を引き、富士山麓の山道を登るため、傾斜の緩い場所にレールが敷かれ、速さは人が歩く位のスピードであったため、登り道では2時間半~3時間かかりました。大宮~上井出間を、夏は1日6往復、冬は1日4往復し、木材だけでなく、郵便物や新聞、生活用品なども運びました。
富士軌道は、バスの路線が開通したことにより、昭和13(1938)年に廃止されましたが、市内の各所には、富士軌道のレールが敷かれ、馬が通っていた跡が残っています。
※のちに人穴まで延長しました。

停車場名は大正5年修正測図
5万分の1地形図参照
※写真は本紙25ページをご覧ください

◆歩く博物館 H東コース《大宮東地区》旧大宮町東地区をめぐるコース
市役所6階文化課、郷土資料館(文化会館内)、出張所または市公式ウェブサイトなどにあります。

◆歩く博物館ガイドブック
全24コースの地図と解説付きです。
料金:500円
申込み:市役所6階文化課、埋蔵文化財センターの窓口で
その他:郵送で購入したい場合は、電話またはメールでお問い合わせください。

問合せ:文化課
【電話】22-1187
【メール】[email protected]

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【電話】22-1187
【FAX】22-1209