- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県焼津市
- 広報紙名 : 広報やいづ 2025年4月1日号
【重点5】地域の安全・安心を支える防災・減災対策のレベルアップ
■流域治水プロジェクト
予算額:2億2,775万円〔PT〕
▼水災害リスクに備えた「流域治水」を推進
気候変動により激甚化・頻発化する水災害リスクに備え、「流域治水」を計画的に推進していきます。
今年度は、準用河川の改修や護岸かさ上げ工事を進めるとともに、雨水流出抑制対策として、石脇公園や中根公園を活用した雨水貯留施設の整備などを進めます。
○主な整備事業
・豊田地域交流センター地下貯留施設建設工事(6,300万円)
豊田地域交流センターの駐車場の地下に、雨水貯留施設を建設することで、小石川流域の氾濫被害を軽減させます(本紙右図参照)。
・石脇公園雨水貯留施設整備工事(4,500万円)〔新規〕
・中根公園雨水貯留施設整備工事(1,800万円)〔新規〕
■準用河川「藤守川」の津波対策
予算額:2,020万円〔強化〕
▼津波対策施設の設計を実施
準用河川「藤守川」の河口部の津波対策として、「焼津市津波防災地域づくり推進計画」に基づき、津波のさかのぼりを防ぐ具体的な施設の設計を行います。
■プロジェクト「TOUKAI(トウカイ)-0(ゼロ)」
予算額:7,692万円〔強化〕
▼家屋の倒壊から命を守る
予想される大地震において、家屋などの倒壊から命を守るため、引き続き木造住宅の耐震診断や耐震補強工事、耐震シェルターの設置などに対して補助を行います。
今年度末において、市内の住宅の耐震化率の目標(95%)を達成する見込みです。
■災害対応体制の整備
予算額:3,191万円〔強化〕
▼「被災者支援システム」を新たに導入
令和6年1月の能登半島地震でも活用された、タブレット端末による「被災者支援システム」を新規導入します。デジタル技術を活用し、被災者支援業務の迅速化と効率化を図るとともに、災害対応力を強化します。
○「被災者支援システム」でできること〔新規〕
・住家被害認定調査
・り災証明書発行機能
・被災者台帳作成機能
■潮風グリーンウォークの整備
予算額:1億3,772万円
▼令和8年3月に完成
最大クラスの津波や高潮による被害の軽減を図るため、「粘り強い海岸堤防」の背後への盛土を進めています。整備に当たり、良好な海岸景観と自然環境に調和した都市緑地として、海岸の魅力を再認識する施設となるよう進めています。
令和8年3月に、延長約5.1キロメートルの「潮風グリーンウォーク」の整備が完了します。
■水防監視システムの充実
予算額:890万円〔強化〕
▼大雨時の情報収集体制の強化
大雨などの際の迅速かつ効果的な情報収集や伝達体制の強化を図るため、準用河川「泓ふけの川」に河川監視カメラを新たに設置し、カメラ画像や水位、雨量情報などを一元化した「水防監視システム」のさらなる充実を図ります。
また、大雨時の道路冠水状況を迅速に把握するため、地下道などに「冠水センサー」を19基設置します。
【重点6】部局を横断した課題解決力のパワーアップ
■総合計画の推進
予算額:1,281万円
▼次期総合計画の策定に向けて
市のまちづくりビジョンである「第7次総合計画」を策定します。データ分析に基づく政策形成を行うとともに、新たな社会・経済情勢の変化に即した内容とするなど地域課題・行政課題の解決に必要な短期・中期的な計画とします。
■「推しまち焼津」推進
予算額:5,493万円〔PT〕
▼焼津のファンを増やし、関係人口増へ
市のブランドイメージ形成と認知度向上を一体的に行うことで、焼津市を好き(推しまち)と感じる人を増やし、関係人口の増加に取り組んでいきます。
市のビッグデータ(地域産品購入や宿泊予約、ふるさと納税などに関する巨大なデータ群)の分析結果に基づき、将来的に関係人口となりうる潜在層への戦略的なプロモーションを実施します。
■公共施設のLED化
予算額:7億6,223万円〔PT〕
▼26の公共施設をLED化
二酸化炭素の排出量削減のため、令和6年度から5年間で95カ所の公共施設照明をLED化します。
○今年度、LED化する公共施設
・小中学校(10施設)
焼津東小、焼津西小、焼津南小、港小、大村中、豊田中、小川中、東益津中、和田中、港中
・コミュニティ防災センター(16施設)
二区、三区、四区、小川新地、坂本、新屋、第5、浜当目、下小杉地区、藤守地区、小川第13、石津、利右衛門地区、高新田地区、高新田東地区、吉永地区
■小・中学校の猛暑災害対策
予算額:12億6,865万円〔強化〕〔PT〕
▼全小中学校体育館への空調設備の設置が完了
猛暑を災害と捉え、子どもたちを守るため、さまざまな対策を実施します。
小中学校体育館への空調設備の設置については、昨年度実施した中学校全9校への設置に続き、今年度は小学校全13校への設置を完了させます。
また、小学生への登下校時の熱中症対策として、新1年生に保冷剤付きのランドセル背当てパッドとクールタオルの配布などを行います(新2~6年生には昨年度中に配布済み)。
その他、屋外での暑さ対策として、小中学校各1校でミスト発生機の効果検証を行います。
問合せ:財政課
【電話】626-2142