くらし 令和7年度 当初予算の概要 市民の笑顔のために(1)

※端数処理の関係上、合計数値が合わない場合があります。

令和7年度予算は、「第6次焼津市総合計画第2期基本計画」に掲げる施策を効果的・効率的に推進するとともに、社会情勢の変化、国の動向などを的確に捉えながら柔軟に対応し、健全財政を維持した上で、コロナ禍を経た新しい社会へシフトするための予算として編成を行いました。
一般会計と特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、前年度当初より65億2,574万円多い1,280億3,133万円となりました(表1)。

〔表1〕当初予算の総額

■用語解説
▼歳入
・市税…市に納められる税金
・繰入金…基金の取り崩しや他会計から繰り入れるお金
・諸収入…貸付金の元利収入など
・国庫支出金…市が行う特定の事業に対して国が支出するお金
・地方譲与税…国が徴収した税金の一部を一定の基準により市に譲与するお金
・地方交付税…市の財政状況に応じて国から交付されるお金
・県支出金…市が行う特定の事業に対して県が支出するお金
・市債…国や銀行からの借り入れ

▼歳出(目的別)
・民生費…子どもや高齢者の福祉など
・商工費…商工業の振興など
・総務費…市役所の管理運営、戸籍の管理など
・衛生費…保健や環境衛生、ごみ処理など
・教育費…学校教育の充実や文化・スポーツの振興など
・土木費…道路や河川、公園の整備など
・公債費…借入金(市債)の返済
・消防費…消防活動や防災など
・農林水産業費…農業や水産業の振興など
・労働費…労働者の福利厚生など
・その他…議会費や予備費など

▼歳出(性質別)
・物件費…人件費、維持補修費、扶助費、補助費等以外の消費的性質の経費
・扶助費…社会保障制度の一環として実施する給付などの経費
・補助費等…他の地方公共団体や国への支出、団体等への補助や負担金、報償費などの経費
・普通建設事業費…道路や橋、公共施設の建設事業やその用地取得などの経費
・公債費…市債の元利償還などの経費◇繰出金…特別会計、企業会計へ支出する経費

■〔一般会計〕歳入
一般会計の歳入のうち、市税は、税制改正のほか、給与所得や企業収益の増加などから、前年度に比べ10億800万円(5.1%)増の207億600万円としました(表2)。
寄付金は、ふるさと寄付金を前年度と同額の100億円と見込みました。地方交付税は、国の地方財政計画において増額となる見込みから、3億円(7.2%)増の44億6,000万円を見込み、市債は、前年度に比べ1億7,770万円(5.0%)増の37億780万円としました。

〔表2〕市税収入の内訳(税目別)

〔一般会計〕歳入

■〔一般会計〕歳出
「一般会計歳出(目的別)」のうち、全体で最も多い29%を占める民生費は、「民間保育所等給付費」や「児童手当支給事業費」などの増額により、前年度に比べ16億2,163万円(8.4%)増の209億6,715万円としました。
衛生費は、「公共施設LED化事業費」などの増額により、前年度に比べ10億2,394万円(13.5%)増の86億2,469万円としました。
教育費は、「小学校猛暑対策事業費」などの増額により、前年度に比べ10憶5,434万円(14.3%)増の84憶4,204万円としました。
市の借金の返済に当たる公債費は、前年度に比べ2,580万円(0.6%)増の40億9,516万円としました。
市の経費をその経済的性質を基準として分類した「一般会計歳出(性質別)」のうち、最も多い物件費は、物価高騰などの影響による委託料などの増額により、5億5,778万円(4.2%)増となる139億2,439万円となりました。
扶助費は、「民間保育所等給付費」などの増額により、前年度から5億3,523万円(4.1%)の増となっています。
また、補助費等については、「産業立地促進事業助成費」などの増額により、15億600万円(14.1%)の増となっています。
普通建設事業費は、「小学校猛暑災害対策事業費」などの増額により、5億5,539万円(9.1%)の増となっています。

〔一般会計〕歳出