くらし 防災コラム Vol.4

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節などがうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症することがあります。重症化すると死亡することもあり、全国で毎年数百人が熱中症で亡くなっています。昨年市内では熱中症による救急搬送数は123件でした。

■熱中症を防ぐポイント
◇暑さを避ける
(1)エアコンで温度調整(2)遮光カーテン(3)すだれの使用(4)外出時は日傘、帽子の着用(5)保冷剤、冷たいタオルで体を冷やす(6)「熱中症警戒アラート」発表時にはなるべく外出を控える

◇こまめに水分を補給する
室内でも外出時でも喉の渇きを感じていなくてもこまめに水分を補給

◆応急処置
涼しい場所へ避難。衣類を緩め体を冷やす。経口補水液を補給。自力で水が飲めない、応答がおかしい場合はためらわらず救急車を呼びましょう。

◇熱中症の症状
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量に発汗。症状が進むと頭痛、嘔吐、倦怠感。

高齢者、こどもおよび障がいのある方は暑さに対する調整機能低下や調整機能の未発達などがあるため周りが十分に注意する必要があります。
熱中症について正しい知識を身に付け、体調の変化に気を付け、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

■その他の河川の浸水想定区域図の公表について
近年、全国で水災害が多発しており、さまざまな河川で氾濫被害が発生しています。
この状況を受け、令和3年の水防法改正により、中小河川を含むその他河川も指定対象に加えられました。静岡県では、管理する河川について、最大規模の降雨を想定した洪水浸水区域図を順次作成・公表しています。市では令和7年3月末に、右の河川について浸水想定区域図が公表されました。
県のホームページ「静岡県が管理するその他の河川の浸水想定区域図」や市役所・支所で配布される資料をご確認ください。

◇浸水想定区域図
・菊川水系
菊川、新田川、小笠高橋川、与惣川、高松川
・前川水系
前川
・弁財天川水系
大須賀新川、三沢川

問合せ:危機管理課
【電話】21-1131