- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県伊豆の国市
- 広報紙名 : 広報いずのくに 令和7年10月号
松本(まつもと)香代子(かよこ)さん
伊豆の国市文化協会 会長
■市民文化祭で『子ども浴』を体験して
市内で文化振興や生涯学習に取り組む56の団体と600人以上の個人会員を束ねる伊豆の国市文化協会。会長の松本香代子さんは、今年も市民文化祭に熱い想いを注いでいます。
かつて小学校の先生だった松本さん。退職後に友人の勧めで始めた俳句が、その後の人生の大きな支えになったと言います。「俳句は、自分の感情を言葉にのせて、心を整理できるんです。介護で辛いときも、私を救ってくれたのは俳句の時間。文化は人の心を豊かにしてくれると実感しました」。
そんな松本さんが昨年に引き続き実行委員長を務める市民文化祭。今年は来場者の声を反映し、飲食店の増設やお楽しみ抽選会など、より多くの人が楽しめる企画を用意しています。そして松本さんは、来場者には『子ども浴』を体験してほしいと語ります。
森林浴のように、子どもたちの生き生きとした姿を見て、元気や勇気をもらうことを『子ども浴』と表現する松本さん。今年の市民文化祭では、たくさんの子どもたちが登場するハロウィンパレードを新たに企画し、子どもたちのステージ発表も増やしました。今年の出演者のうち、約250人が子どもたちです。
「昔は当たり前だった子どもの音楽発表会や作品展示会も減ってしまい、最近は、子どもが舞台に立つ機会が少なくなったと感じます。だからこそ、市民文化祭で子どもたちにも輝いてほしい。子どもが輝けば、それを見た大人たちも元気に輝けるんです」。
松本さんの想いを詰め込み、大人も子どもも輝けるイベントにパワーアップした市民文化祭で、皆さんも『子ども浴』体験してみませんか。
