- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県小山町
- 広報紙名 : 広報おやま 令和8年2月号
木質バイオマス発電施設「森の金太郎発電所」〜湯船原の開発の原点〜
大規模な工業団地や農業のハウスが広がる湯船原地区に「森の金太郎発電所」があります。
これまでは捨てられていた間伐材等を木質バイオマス燃料として活用する環境にやさしい発電所で、地球温暖化の防止に貢献しつつ、地域循環型林業による災害に強い森林づくりが期待されます。
しかし、火災や故障など順調とは言えない操業が続き、会計は赤字に。この発電所の稼働を続けるのはなぜでしょう?
Q.この発電所は赤字が続いているって聞いているけど、本当なんですか?
A.はい。稼働を始めた平成30年度から令和4年度までの5年間は赤字でした。
Q.赤字でいいんですか?
A.いいえ。赤字決算は許されないので、次年度の予算を使う“繰上充用”※という方法で対処してきました。ただ、この状況が続くことは好ましくないので、令和5年度に他の会計から赤字相当額を補塡しました。しかし、法令に触れてはいないものの健全な状況ではありません。
Q.他会計からの補塡などで何とか運営している事業を、今後も続けていくんですか?
A.はい。湯船原開発は「木質バイオマス発電を中心とした産業拠点整備事業」という内容で内閣府から総合特区の指定を受けたんです。つまり、湯船原開発が成り立つためにはバイオマス発電事業を続けていく必要があるということです。
Q.湯船原地区の開発の原点みたいなものということですか?
A.そうです。本来、建物を建てることができない湯船原の開発が実現したのも、総合特区の指定を受けたからです。総合特区の指定を受けて、実際に開発ができるようにいろいろな方針や計画を策定しました。
Q.でも、赤字の可能性のある発電所を続けていくことはやっぱり疑問が残るんですが?
A.湯船原開発の経緯から、発電所は必須のものなんです。もちろん、事業健全化の努力は今後も続けていかなければなりません。
Q.この事業の今後はどうなるんでしょう?
A.令和7年度、湯船原開発により生み出される固定資産税は、約6億円にも上ります。発電事業は厳しい運営が続くことも考えられますが、これからも事業のあり方について話し合いを続けていくことが大事です。
※繰上充用とは、会計年度が経過した後、赤字が確定した時点で、その不足分を翌年度の歳入で補塡すること
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森の金太郎発電所に関する問合せ:林業振興課
【電話】76-6112
