くらし 市長メッセージ 市長 中野正康

ID1065838

しばらく休館:一宮市民会館
~生まれ変わります!~

■一宮市民会館
1974(昭和49)年にオープンした一宮市民会館は、座席数1,588席のホールのほか、定員150人の大会議室や小中会議室、楽屋などで構成されています。公演やコンサート、発表会、打ち合わせなどで大勢の方にご利用いただき、親しまれています。昨年で開館50周年を迎え、これまでも何度も修繕を行ってきましたが、建物本体やホール座席などの老朽化が進んでいることから、大規模な改修工事を行うこととなりました。今年4月からホールを休館し、9月から来年8月まで全館を休館させていただきます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。

■より安全に(天井や壁など)
昨今の自然災害を踏まえ「災害にも強い公共ホール」となるように整備します。大地震に備えて、落下の危険性がある天井や、剝がれる可能性がある外壁を補強します。照明をLED化するほか、受変電の設備も更新します。

■座席シートのリニューアル
一宮市最大の公共ホールとして、座席数を大幅に減らすことなく(1,540席程度へ)リニューアルします。今までは、ご利用の際に前列の方の頭が気になる時もあったと思いますが、座席配置をいわゆる「千鳥配置」に変更します。この配置は、座席を半分ずつ横にずらすことで、舞台がより見やすくなります。さらに、新たな座席は座面や前後間にゆとりのあるものを採用することで、より快適にご利用いただけるようにします。

■みんなに便利な施設へバリアフリーなど
誰もが安心・安全・快適に利用できる施設になるようにバリアフリー工事も行います。赤ちゃんや小さなお子さま連れの方のために、授乳スペースや多目的ルームを設けます。お体の不自由な方のために、会館北側の屋根付き駐輪場スペースの一部を「優先駐車場」として整備した上、そこから会館玄関まで屋根を設置して、雨にぬれずにできるだけ短い動線で入館できるようにします。
さらに、講演内容を字幕などで表示できるよう、舞台の左右壁面に巻き上げ式の大型スクリーンを配置します。また、3階トイレを改装し多目的トイレを設置するとともに、女性用のトイレを増やすことや、外階段の手すりの増設や滑り止め加工を行います。さらには、エレベーターの改修も追加で検討するなど、皆さまに愛される一宮市民会館を目指していきます。
今回の改修工事に伴い、利用料金形態や申請期間の見直しも行います。リニューアルオープンは2026年9月1日と1年半ほどお待たせしますが、便利で使いやすい施設に生まれ変わることを、ご期待ください。

※令和7年度予算に関わる事項は、市議会3月定例会の議決を経て執行します。