- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県瀬戸市
- 広報紙名 : 広報せと 令和7年8月号
わたしたち3大学5研究室は平成29年から、菱野団地再生計画に基づく様々な取り組みに参加しています。今回は、瀬戸市やエリアマネジメント団体「未来の菱野団地をみんなでつくる会(通称:みんなの会)」のみなさんとコラボしたわたしたちの活動を紹介します。
■愛知工業大学 野澤研究室
約4年前から野澤研究室として関わってきた中で、初めて形として残る成果を作れたと感じています。みんなの会や瀬戸市、朝凪造園さんのアドバイスなどもあり完成まで至ったと感じます。また、住民の方へのアンケートを反映したこともあり、ベンチが使われている様子を見て嬉しく思います。今後も改善を重ね、中央広場をより良くしながら、菱野団地全体の魅力づくりに貢献していきたいです。
「中央広場に子どもたちや地域の方がひとやすみできるベンチを作成しました。」
■南山大学 石川研究室
地域住民・行政・大学生が協働する団地再生活動に参加し、多様な視点が交わる面白さを実感しました。私たちは、団地内での活動やイベント情報をSNSで定期的に発信しています。多くの人から関心を持ってもらえる内容を考えるのは大変ですが、投稿を見たよ!と言われるととても嬉しく、地域の方とのつながりを感じることもできます。これからもみんなで発信を続け、菱野団地の魅力を届けていきたいです!
「SNSで菱野団地の魅力を発信中#菱野団地盛り上げ隊」
■名城大学 谷田研究室
私たちが提案した木製モジュールのチェアをもとに、他大学の学生や地域の方々と考えることで、テーブルやベンチ、照明、看板、遊び道具など、多彩なアイデアへと広がりました。
実際に形にしていく過程はとても新鮮で刺激的であり、共に考え、手を動かす中で、愛着の持てるチェアが完成しました。私たちの手でつくったものが、これからもこのまちに寄り添いながら使われ続けていくことを願っています。
「子どもたちの遊び場に家具や遊び道具を作りました。」
■未来の菱野団地をみんなでつくる会
住民によるエリアマネジメント団体で、駄菓子の販売やイベントの企画運営などを通じて未来の菱野団地をみんなでつくる会→、地域を活性化するための活動を精力的に行っています。
■名城大学 鈴木研究室
常に人の流入や流出があり、建て替えが起こっている住宅団地は持続可能です。逆に、そのような循環が起こらない住宅団地は衰退してしまいます。
私たちは、開発から50年以上が経過した菱野団地を対象に、空き家や建て替えに関する調査を行い、空き家の発生予測や持続可能な住宅団地に関する研究を行っています。「原山台、八幡台、萩山台を実際に歩いて、空き家の調査を行っています。」
■愛知工業大学 益尾研究室
2024年、空き家となっていた四戸連住棟の一戸を学生シェアハウスとして再生しました。現在、愛工大建築学科の学生4人が共同で生活しています。入居学生以外も食事会などで集まり、大変楽しく生活しています。ここでの生活を経験するまでは、団地はとても遠い存在でしたが、今では町内行事にも参加し団地の魅力を楽しんでいます。今後、さらに多くの学生が菱野団地に入居し、団地生活を楽しんでくれることを願っています。
「団地内の空き家をリノベーションし、学生シェアハウスとして稼働中です。」
◆9/20(土)多文化共生フェスタを開催!!
世界のいろんな文化に触れることが出来るイベントを開催!
大学生のみなさんも協力してくれます。ぜひご来場ください!
▽菱野団地における学生の活動内容を今年2月21日(金)に「菱野団地未来フォーラム」として報告会を行いました。
問合せ:都市計画課(市役所5階)
【電話】88-2680