くらし 9月10日は「下水道の日」です

下水道は見えないところで私たちの快適な生活を支えています。
汚水を処理することで街をきれいにする役割のほか、川や海の水質を保つ、浸水から街を守るなどの大切な役割があります。

■下水道の日
下水道の日が9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水排除」を念頭に、台風シーズンとされる二百二十日(立春から数えて220日目)が適当とされたことによります。

■地震に対する取組
下水道課では、大きな地震など自然災害が起きた時に避難所となる小中学校や、けがをされた方などを受け入れる指定病院など、災害が起きた時に重要な役割を担う施設と下水処理場を繋ぐ下水道管の耐震化を進めています。また、避難所にはマンホールトイレの設置を進めています。

《耐震化とは?》
地震が起きても壊れにくくするための工夫や作業のことです。地震の揺れで下水道管が壊れたら、汚水が漏れたり、詰まったりすることがあります。

《どうやって耐震化するの?》
○頑丈な素材に変える
強い素材の管に取り替えることで、壊れにくくします。

○管のつなぎ目を強化する
管と管のつなぎ目をしっかり接続して、揺れに強くします。

《なぜ耐震化が大事?》
○安全を守るため
下水道管が壊れないと、私たちの生活が安全に保たれます。

○環境を守るため
汚水が漏れないようにすることで、公衆衛生の悪化を防ぎます。

《マンホールトイレとは?》
地震や大雨などの自然災害が起きたときに使う特別なトイレのことです。マンホールトイレは公共下水道に繋げるため、下水道管などの損傷がない場合は汚水を流すことができます。通常のトイレが使えない時に、避難所の専用マンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速に利用できるように避難所に設置を進めています。

◎耐震化やマンホールトイレの設置は、地震があった時に安全で快適に暮らすための大切な対策です。

■化槽から下水道へ切り替えましょう
下水道が整備されている地域の方で、まだ切り替えをされていない方は、速やかに下水道へ切り替えましょう。
し尿のみを処理する単独処理浄化槽の場合は、トイレの排水しか処理しないため、台所やお風呂などの雑排水はそのまま側溝や水路、河川へ流れていきます。また、し尿と雑排水を同時に処理する合併処理浄化槽でも、適正な維持管理ができていないと浄化機能が低下し、汚れた水が側溝などへ流れることになります。下水道へ接続すれば、側溝などへの生活雑排水の排出がなくなるほか、浄化槽の維持管理も不要となります。

▽切替工事は必ず指定工事店で
下水道への切替工事は、必ず「瀬戸市下水道排水設備指定工事店」で行ってください。ID:467排水設備指定工事店一覧(本紙PDF版13ページ参照)

■下水道を利用する際のお願い
家庭内の排水管の破損・詰まりの原因となるものや浄化センターの処理能力を低下させるものは、流さないでください。※修繕費用を請求する場合があります。
(1)台所→野菜くずや残飯、油類など
(2)水洗トイレ→トイレットペーパー以外の紙や紙おむつ、タバコ、ガムなど
(3)汚水ます・マンホール→土砂、石、コンクリート片、アスファルト片や廃油、木片など
(4)危険物→ガソリン、シンナー、石油、アルコール類など
※誤って流してしまった場合は、すぐに下水道課へ連絡してください。

●下水道パネル展示
下水道の歴史やしくみについて展示をします。
日時:9月4日(木)~15日(月・祝)午前8時30分~午後9時30分
場所:パルティせと3階 交流広場

問合せ:下水道課(市役所6階)
【電話】85-1173