文化 〈特集1〉Budd haStretch(ブッダストレッチ)氏が半田市に来訪!!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県半田市
- 広報紙名 : はんだ市報 2025年(令和7年)3月号(NO.1578)
■〈特集1〉スペシャル対談「ヒップホップダンス」を創った伝説的な存在 Budd haStretch(ブッダストレッチ)氏が半田市に来訪!!
◎Buddha Stretch(ブッダストレッチ)プロフィール
ニューヨーク・ブルックリン出身。ヒップホップダンスを日本に広めた伝説のチーム「EliteForce(エリート・フォース)」のメンバーであり、ヒップホップダンスの創始者的存在。
マイケル・ジャクソンの『Remember the time(リメンバー・ザタイム)』で振付師兼出演、マライア・キャリーの振付師兼ツアーダンサーを経験。また彼が振付をしたウィル・スミスのビデオ『Men In Black(メン・インブラック)』『Gett’n jiggy with it(ゲッティン・ジギー・ウィット・イット)』『Miami(マイアミ)』がMTVミュージックアワードのbest choreography(ベストコリオグラフィー)部門にノミネート。現在は、世界中でダンスを指導し、ダンサーの育成に力を入れている。
◎ヒップホップダンスとは
ストリート(路上)で踊られることから発生したストリートダンスにおいて世界的に最もポピュラーなダンススタイルの一つ。1970年代に生まれたヒップホップミュージックに合わせるダンスが、時代とともに変化し、1980年代後半に新たに確立された。
◇ブッダ・ストレッチ氏×半田市長 久世孝宏 スペシャル対談
半田市は、「誰でも」「どこでも」「いつでも」気軽に文化芸術に触れられるまちづくりを進めています。今回、「ヒップホップダンス」を創った伝説的な存在であるブッダ・ストレッチ氏の経験や考え方を聞き、半田市の今後の文化芸術推進のヒントを得たいという想いからブッダ・ストレッチ氏と久世孝宏市長の対談が実現しました。
《ヒップホップダンスが生まれ、広がった要因》
ブッダ・ストレッチ(以下、ストレッチ):ブルックリンには、それぞれの地域で、色々なものを持ち寄って音楽を流してダンスをする「ブロックパーティ」があります。自分の地域にどんな人が住んでいるのかを知り、コミュニティを強化するためによく開催しています。
市長:日本でいうと、地域の盆踊りと少し似ているなと感じました。
ストレッチ:「ブロックパーティ」は食べものや音楽をシェアし、文化を交換しながら発展してきました。
市長:文化の交換という言葉がすごくいいですね。
ストレッチ:自分の地域の仲間と一緒に違う地域のブロックパーティに行き、「他の地域ではこんな風に踊っていたよ」と文化を交換しながら輪を広げていきます。
市長:日本だと、今あるものをきちんとその地域に繋いでいく意識の方が強いと感じます。他と文化を交換していくという考え方は素晴らしいと思いました。
ストレッチ:ヒップホップの文化は、人と人が交流し、お互いが持っている文化を学び合いながら繋がり、文化が混ざり合って一つの文化になり広がっていきました。
《ダンスがまわりに与える影響》
ストレッチ:子どもが踊ると家族はそのダンスを見て感動します。それがあちこちで起こるとみんなが感動を共有し、繋がっていくことができます。
市長:実感するところがありますね。半田市でもたくさんのイベントがありますが、たくさんの方が様々な種類のダンスを披露してくれます。見ていて楽しいし感じるものがあり、見ている人を巻き込んでいると感じます。
ストレッチ:音楽とダンスはコミュニケーションのツールの一つです。踊っている人は見ている人にダンスを通じてコミュニケーションをとり、感動させ、心で繋がっていきます。
《ヒップホップダンスの魅力》
ストレッチ:ダンスは魂を躍らせる存在です。
市長:魂を表現するような感じですか。
ストレッチ:魂で感じて、それが表現されて出てくる感じです。ヒップホップダンスの一番大切な部分だと思っています。
◇対談を振り返って
ブロックパーティが文化を交換しながら発展してきたというお話がとても印象的でした。
ダンスをはじめ、お互いの文化を認め合い、広げていくという考え方は、今後の文化芸術推進へのヒントとなりました。
企画立案and対談ファシリテーター:You-Gee(StudioU)
通訳:モト リチャードソン(C.I.S.)
◎リアルな肉声は市公式YouTubeをチェック!
※詳細は広報紙3ページのQRコードをご覧ください。
◇ブッダ・ストレッチ氏から夢を追う全ての人へメッセージ
《「自分が自分の夢を信じていなかったら、どうして他の人が信じてくれるのか」》
夢を現実にするためには、まずは一生懸命努力しなきゃいけない。それなしに夢にたどり着くことはできない。自分の夢が叶うことを心から信じ、その夢をしっかり支える土台を築く必要がある。