くらし 市民病院特集~放射線室より~

■どこよりも安心して受けられるMRIを目指して
MRIと聞いて「狭い場所が苦手」「長時間で辛い」「検査の質が確かか不安」そんな思いを抱えている方へ。
当院では、「快適な環境づくり」と「専門技術者の高い技術力」で、最良のMRI検査を追求しています。本特集ではその取り組みを紹介します。

◇Q1:MRIとはなんでしょうか?
A.磁気共鳴画像診断の略称です。磁気と電波で体内を画像化する検査で、放射線の被ばくはありません。脳・脊椎・関節臓器・血管など全身を詳しく調べられます。検査は内容により10~40分程度かかり、大きな磁石のトンネルに入るため、狭さを苦手に感じる方もいます。

◇Q2:狭さや長時間の検査が苦手な方への工夫は?
A.検査をより快適に受けていただけるよう昨年度の装置更新時に、ミラー式の映像装置を導入しました。
ミラーによって検査中の視界が広がるため、閉所の圧迫感や不安が軽減されます。また、映像と音楽を視聴しながらリラックスして検査を受けていただけます。
お気に入りのDVDやCDをご持参いただくことも可能です。
※一度、主治医にご相談ください。

◇Q3:それでも不安な方もいるのではないでしょうか?
A.有益なMRI検査を諦めなくてもいいように、不安な点にはとことん寄り添います。事前の装置見学や不安な点のご相談もお受けしています。他院で断念された方が、当院で受けられた例もありますので、一度ご相談ください。

◇Q4:磁気共鳴専門技術者が在籍していると聞きましたがどのような資格ですか?
A.MRI検査における高度な専門知識と技術を有する者に与えられる資格です。
当院にはこの資格を、地域で最も早く取得した放射線技師が在籍しており、他の技師への指導や情報共有を通じて、高い水準の検査を常に行っています。

◇Q5:この資格者がいることで、患者さんにとってどのようなメリットがありますか?
A.MRI検査の質は、装置の性能も重要ですが、何より放射線技師の知識と技術に大きく左右されます。装置にあらかじめ備わっている撮影プログラムでも一定の検査は可能ですが、「磁気共鳴専門技術者」は撮影条件を細かく調整し、目的に応じて最適なプログラムを組み立てて検査を行います。さらに、医師から特殊な検査依頼があっても、豊富な知識と技術を生かして柔軟に対応します。

◇Q6:どのように知識と技術を磨いているのでしょうか?
A.MRIは世界中で日々進歩を続けている分野です。
当院でも、全国の学会や研究会に積極的に参加をして、学び、常に最前線の検査を提供できるように努力しています。患者さんにとって安心で有益な検査となるよう、今後も研鑚を重ねていきますのでどうぞ安心してお受け下さい。

問合:市民病院管理課管理G
【電話】28-5151