- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県碧南市
- 広報紙名 : 広報へきなん 2025年8月号 №1969
■「フェーズフリー」知っていますか?
近年日本の様々なところで地震などの災害が起こっています。世界でも有数の災害大国である日本ですので、もちろん皆さんの防災意識は高まっているのですが、「何をどのくらい備えれば良いの?」「防災って難しい」という声も届きます。それでも「大切な人の命は絶対に守りたい」、私自身も市長として「市民の命を絶対に守りたい!」その想いをカタチにするために「フェーズフリー」の意識を高める取り組みを重点政策としています。
皆さんは、「もしも」の時のためにどのような準備をされていますか?防災リュックの中には一度も使ったことのないものや、食べたことのないものなど入っていませんか?それは、「もしも」の時に本当にあなたの命を救うものになるのでしょうか?
「いつも」使っているモノやサービスを「もしも」の時にも活用するという考え方が「フェーズフリー」です。
防災用品と言われているもののほとんどが、非常事態の時にのみ使うために用意されているものです。しかしフェーズフリーの意識をもって用意したものは違います。「いつも」活用しているモノ、普段の生活にあるモノを「もしも」の時にも利用していくというものです。
この考えをもっているだけで、備蓄のためのコストも置き場も少なくできます。
例えば、飲料水、カップ麺、レトルト食品、バランス栄養食、ティッシュ、生理用品、おむつなどを箱買いし、日常的に使用し、減った分だけ買い足し、ストックしながら生活していれば非常時でも安心です。
あるいは、一年に何度かキャンプをしたり、BBQなどをすると、キャンプ用品(テント、ランタン、寝袋、カセットコンロ、ポータブル充電器など)や野外での調理などが被災した時にも役立ちます。
さらに、ハイブリッド車やPHEVなどの電気自動車を利用していれば、災害時にはモーターやバッテリーを電源として活用できますし、携帯電話などのモバイルバッテリーは常に充電できているものを持ち運ぶことも大切です。
まだまだ意識をすれば、あれもこれもといざというときにも活用できるものがあると思います。皆さんも「これ」というものなどあればぜひ教えてください。
まずはできることから!
「いつも」の行動で「もしも」の備えを一緒にしていきましょう!
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