くらし 市長コラム一日一笑

■こどもの育ちをみんなで支えあうまちへきなん
473人。(日本人419人、外国人54人)これは昨年度碧南市で産まれた赤ちゃんの人数です。20年前の約4割減の出生数となりました。
国全体でみても、昨年、国内で生まれた日本人の子どもは68万6061人で、初めて70万人を下回り、予測よりはるかに早いペースで減少しています。
この少子化傾向を反転させようと、国を中心に様々な子ども施策を打ち出し、取り組んできましたが、歯止めがかかりません。この原因は、経済的な不安定さや仕事と子育ての両立の難しさなど、個々の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っていると言われています。
また、近年では不登校、虐待、いじめなども年々増え、子どもたちにとって生きづらい社会になりつつあります。
子どもたちが一個人として尊重されない社会は、私たち大人にとっても生きにくい社会です。また、将来を担う子どもが健全に成長しないことには、社会の発展も見込めません。誰もが生きやすい社会の実現のために、大人が自分ごととして、子どもの権利に関心を持ち、行動を起こす必要があります。
そこで、碧南市は7月28日に「こどもまんなか応援サポーター」になることを宣言しました!
こども家庭庁が提唱する、子どもたちの為に何が最も良いことかを考え、子どもたちが健やかで幸せな生活を送ることができる社会を実現するという「こどもまんなか」の趣旨に賛同し、その取り組みを応援し、市もアクションを起こしていきます。
宣言後は、引き続き子ども施策の推進、子育て情報の発信をし、少しでも社会の意識が変わり、構造や制度が変わっていくよう積極的に取り組んでいきます。
SNSやYouTubeでの配信時は、「#こどもまんなかやってみた」をつけて配信をし、地域の皆様にも応援していただけるよう活動していきます。

なお、同時期に、(一社)碧南青年会議所より「ベビーファースト運動」への参画のお誘いをいただき、「こどもまんなか」の趣旨とほぼ合致したため同時に宣言をし、碧南青年会議所の皆様と一緒に「こどもを産み育てたくなる社会」の実現を目指します。
全ての子どもや若者たちが幸せに暮らせるよう何ができるか、の答えは様々で正解はありません。
あなたも、あなただからできる、こどもまんなかに向けたアクションにぜひご協力をお願いします。

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