- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県刈谷市
- 広報紙名 : かりや市民だより 令和7年8月1日号
水の日(8月1日)と水の週間(8月1日~7日)は、水資源の大切さや水循環の重要性について理解や関心を深める日です。この機会に水について考えましょう。
水は私たちの⽣活に欠かせない大切な資源です。刈谷市の上下水道は、事業開始から1日も休むことなく、きれいで安全な水を供給し、川や海の水質を守り続けています。
◆刈谷市の水の流れ
「刈谷市の水道管を1本につなぎ合わせると、約800kmになるんだ!刈谷市から岩手県までの距離になるよ!」
「刈谷市の下水道管を1本につなぎ合わせると、約850kmになるんだ!刈谷市から熊本県までの距離になるよ!」
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆水道事業・下水道事業の状況
▽施設の耐震化や管の更新
南海トラフ地震などによる被害を最⼩限に抑え、古い管の使用による漏水や断水、破損を防ぐため、上下水道施設や管の耐震化や更新を計画的に行っています。
▽水道料金
市水道事業に必要な費用は、市民の皆さんが支払う水道料金で賄われており、収納率は99%以上で推移しています。
一般的な家庭が1カ月に標準的に使う水の量は平均20立方メートルで、刈谷市では2,321円になります。これは、西三河では1番安く、県内でも5番目に安い金額です(令和7年4月時点)。
▽下水道使用料
流した汚水量に応じて、下水道使用料を負担していただいており、収納率は99%以上で推移しています。
一般的な家庭の1カ月の標準的な汚水量は平均20立方メートルで、刈谷市では1,650円になります。これは、西三河では1番安く、県内でも2番目に安い金額です(令和7年4月時点)。
◆事業経営の状況
本市の水道事業および下水道事業は、将来にわたり健全な経営を持続していくため、「刈谷市水道事業経営戦略(【ID】1010247)」および「刈谷市下水道事業経営戦略(【ID】1013161)」に基づき、計画的な施設整備および事業運営に努めてきました。
水道事業は、節水型機器の普及や大口使用者の地下水利用転換などによる水需要の減少により、料金収入の増加が見込めない状況にあります。また、県営水道料金の値上げや物価⾼騰による費用の増加に伴い、事業環境は厳しさを増しています。
下水道事業においても、物価⾼騰による境川浄化センターでの汚水処理費用の値上げや老朽化対策に伴う下水道施設の維持管理費用の増加などに伴い、事業環境は厳しさを増しています。
■CHECK
◆限りある水資源や下水道を将来にわたって使うために
▽水資源
地球にある水のうち、私たちが容易に利用できる再⽣可能な水は、河川や湖沼などわずか0.01%です。持続可能な社会を築くために、水循環を健全に保つことが極めて重要です。限りある水資源を将来にわたって使うために、次のような身近なことから取り組みましょう。
・水を流したままにしない
・風呂の残り湯を再利用する
・トイレの大⼩レバーを使い分ける
・洗車するときはバケツに水をくんで洗う
▽下水道
下水道を将来にわたって使うために、次のルールを守りましょう。
・台所のごみは流さない
・定期的にますを清掃する
・水洗トイレには水に溶ける紙を流す
・アルコールやガソリンを流さない
・マンホールやますにごみや土砂を捨てない
問合せ:
水道課【電話】62-1028
下水道課【電話】62-1029