- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県刈谷市
- 広報紙名 : かりや市民だより 令和7年10月号
刈谷ですてきな活動をしている人を紹介します!
■算数オリンピック第22回ジュニア広中杯 ファイナル決勝大会 金メダル
増元 湊士 (ますもと みなと)さん
プロフィール:
依佐美中2年。数学の得意分野は整数。高いIQを持つ人々で構成される国際グループ「JAPAN MENSA(メンサ)」の会員。
▽全国の算数好きが集結
「スポーツの大会のように、算数を競い合える場所はないか?」と、算数オリンピックに出会った時のきっかけを話すのは、本大会の中学1・2年生部門であるジュニア広中杯で金メダルを獲得した増元さん。「小学生・中学生の知の祭典」とうたわれる本大会では、国内外235会場で開催される地方予選を勝ち抜いた、全国の算数好きの学生がハイレベルに競います。「昔からとにかく算数が好き」と話す増元さんも、小学3年生から毎年出場。予選で敗退した年もあり、「上には上がいると感じた」と当時を振り返ります。
▽努力の末につかみ取った金メダル
大会で出題される問題は、学校で習う知識がベースとされていますが、高度な思考力や発想力が問われるため、専用の対策が必要。「過去問に取り組み、20~30分考えても分からない時は、解説を読み、解き方の引き出しを増やす」と対策のコツを話します。また、学年によって出場できる部門が分かれており、「部門が1つ上がるごとに難易度がぐっと上がる。さらに、予選を突破できるのは上位2割程度。挫折しそうな時もあったが、くじけずに勉強を続けてきた」と大会の厳しさを明かします。まずは決勝大会に出場することを毎年の目標としていたので、金メダルを獲得した時の心境を「喜びよりも驚きが勝った」と話します。
数学の楽しさは「問題が解けたときの達成感。問題を作成することも好きで、日常生活の中から題材のヒントを見つけて、うまく作れた問題は学校の先生に解いてもらっている」と頬を緩めます。また、東京理科大学の中にある数学体験館にも何度か訪れており、「遊びを通して数学を学べる。数学が好きな人もそうでない人も楽しめる最高の場所」と笑顔を見せました。
▽多くの人に算数や数学の楽しさを広めたい
「算数オリンピック中学3年生部門の広中杯でいい成績を収めることと、ジュニア数学オリンピックの予選を突破し、全国大会に出場すること」と今後の目標を語る増元さん。「こういった大会がもっと多くの人に認知され広まるとうれしい。算数オリンピックには小学1年生から出場できる部門もあり、小さい頃から論理的思考力を培うきっかけになると思う」と未来の出場者へエールを送ります。数学愛に溢れた増元さんの挑戦はこれからも続きます。
◆輝く人の原動力!
▽大好き! 赤から
辛いものにはまっていて、大会や試験の打ち上げは赤から。
▽謎解きイベント
謎解きが好きで、県外のイベントに参加することも。決勝大会で東京に行った時はリドラのイベントに参加しました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
