- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県安城市
- 広報紙名 : 広報あんじょう 令和7年7月号
令和6年度に本市が実施した調査は、試掘・確認調査28件でした。今回はそのうち、昨年度から史跡整備がはじまった、国史跡本證寺(ほんしょうじ)境内(野寺町)で実施した調査について紹介します。
■大迫力!戦国期の外堀
三河一向一揆の中心寺院だった本證寺。境内の周囲に堀を巡らせた当時の姿から、城郭寺院とも称されます。戦国期の本證寺を語る上で欠かせない、外堀の発掘調査を行いました。
〔ココがスゴイ!〕
愛知県内にある真宗寺院で、これほどの規模の堀が確認されているのは本證寺境内だけ!
〔ココがスゴイ!〕
断面はV形、斜面が急で、ちょっとやそっとじゃ登れません。防御を意識したと考えられます。
〔ココがスゴイ!〕
堀の幅は5m、深さは2.8m!底に立つと、数字以上にとても深く感じられます。
※写真は本紙をご覧ください。
■文化振興課からのお願いandお知らせ
○家を建てるときは一報を
市では、開発等でやむを得ず破壊される遺跡について、「文化財保護法」に基づき事前に発掘調査をしています。住宅建設等の開発工事を行う計画があれば、文化振興課まで連絡してください。
○調査成果の展示
今回紹介した調査成果は、埋蔵文化財センターで展示しています(パンフレット有)。
展示日時:(火)~(日)午前9時~午後5時
((月)が祝日の場合は開館、年末年始休館)
問合せ:文化振興課
【電話】77-4477