文化 柴田市長コラム 足下(そっか)に泉あり! vol.19

■女性活躍の先にあるもの ID:34636

市役所での女性活躍を後押しするため、8月19日に、愛知県副知事の牧野利香さんをお招きし、講演会を実施しました。
副知事は、平成6年に労働省に入省、内閣府の男女共同参画局、厚生労働省の政策統括官付参事官を経て、令和5年の愛知県着任後は、女性活躍・県民文化・福祉・保健医療・環境などを担当されています。
講演のテーマは、「女性が輝く社会をめざして」。職員63人が参加し、うち女性は39人で、関心の高さを物語っています。
私が副知事に講演をお願いした切っ掛けは、多くの女性職員が、積極的な昇進を望んでいないと知ったからです。これは、民間企業でも大変深刻な問題で、女性の幹部登用が進まない大きな原因でもあります。そこで、ご家庭と自身のキャリアを両立されている副知事の存在そのものが、職員への刺激になると考え、無理を言って時間を作っていただきました。
女性職員へのメッセージの部分を紹介します。
1.「仕事か、子育てか」ではなく、「仕事も、子育ても」。将来、組織を担う立場になることを見据え、子育てをしながら多様な仕事を体験することが重要
2.自分一人で完璧を目指さず、他人を巻き込むこと
3.「管理職」はチャレンジ精神で、まずはやってみる
4.ワークライフバランスがとれた職場への改革。職場慣行・仕事自体の見直しと同時に、部下を育てることに注力する
さてさて、11月は、人事課への自己申告提出の季節です。男女ともに職員の皆さんのチャレンジ精神が、どういう形で表れるのか、楽しみです。
女性活躍の先には、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等」の社会が待っています。誰もが存分に活躍できる組織を目指し、職員のやる気を精一杯応援したいと思います。