健康 〔連載コーナー〕ヘルシーナの健康応援ナビ

■たばこは危険がいっぱい~妊婦や赤ちゃんへの影響~
田原市で令和5年度に母子手帳交付を受けた妊婦の喫煙率は1%以下で、たばこを吸っている妊婦はほとんどいませんでしたが、同居家族の喫煙率は約30%となっており、家庭内で妊婦や乳幼児がたばこの煙にさらされる危険があります。
たばこの煙には多くの有害物質が含まれており、妊娠・出産・子どもの成長に大きな影響があります。

▼妊娠・出産へのたばこの影響
たばこの煙に含まれるニコチンや一酸化炭素は、胎盤やへその緒の血液量を減らす作用があります。お腹の赤ちゃんは、血液量の減少によって十分に成長することができなくなり、早産や低出生体重児などのリスクにつながります。

▼乳幼児へのたばこの影響
(1)たばこによる事故
乳幼児の誤飲事故で最も多いのはたばこです。ニコチンによる強い血管収縮作用により、血圧を上昇させたり、中毒を起こしたりするなど命の危険があります。
(2)受動喫煙の影響
受動喫煙により、乳幼児突然死症候群のリスクが高まったり、喘息・気管支炎などの呼吸器系の病気にかかりやすくなったりします。
(3)授乳中のたばこの影響
授乳中のたばこは、母乳量が減少し、また、ニコチンが母乳へ移行してしまいます。母乳を飲んだ赤ちゃんは不眠、嘔吐、下痢などの中毒症状を起こします。
たばこの危険を理解し、家族みんなで妊婦や赤ちゃんの健康を守りましょう。

問い合わせ:健康課
市役所内【電話】23-3515
あつみライフランド【電話】33-0386