子育て [特集]磨け!わたしだけの個性 一人ひとりが主役の学び(3)

■潜入!緒川小学校ってどんなところ?
オープン・スクール体験!広報担当が6年生に!?
児童目線で1日を見てみよう!

◆1日体験入学
広報2年生のたかのくん、緒川小学校6年生の1日を体験するようです。のぞいてみましょう!

▽8時15分 登校!
▽8時30分 読書タイム
チャイムがなくても自然と静かに…!
黙々と本を読みます
▽8時40分 朝の会
▽8時55分
・1ブロック/社会
この日は徳川家康と豊臣秀吉の2人の人物を取り上げ、2人の違いを各自調べて比較しようという授業。どちらの人物を調べるかは各自自由に決めました。資料集やタブレットを使って調べたり周囲で相談したりしながら、能力別レーダーチャートを作成しました。
・1ブロック/英語
時間になったら自然と英語の授業になった!
電子黒板で英語の音声データを流し、ALTの先生と一緒に発音練習!グループに分かれると次回の発表に備え、タブレットを使いながら練習!
▽10時30分 大放課
みんないろんな場所で好きなことをして過ごします。ラーニング・センターにはたくさんの本だけでなく、泥酔体験できるゴーグルや筋トレ器具など遊びの中で学べる道具が設置してありました。
▽10時55分
・2ブロック/国語
先生が話し合うときに気を付けるべきことを整理したあと、次週に控える修学旅行の移動バスの中で行うレクリエーションを話し合いで決めました。進行役の2人が前に立って、みんなから案を募ると意見がクラス中を飛び交いました。決め方も自分たちで考え、多数決で決めることに。人気のあった3つに決定しました。
・2ブロック/算数
プリント学習で、これまで学んだことを復習し、全問正解した児童はミニ先生として、ほかの児童に解き方を説明しました。全員が正解した後は、残りの時間で修学旅行のバスの席決め!みんなが納得のいく決め方を考えて、無事席が決定しました。
▽12時30分 給食
▽13時20分 そうじ
▽13時35分 帰りの会
▽13時50分 O・Tオープン・タイム
運動や木工、イラストやギターなど、各自で自由に設定したテーマを計画に沿って進めます。角材をのこぎりで切って家具を作ったり、ビーズでキャラクターを作ったり…
まさに自分の個性や強みを伸ばす時間です!
時にはPTAや地域の方が見守りに来ますが、基本手も口も出しません。
先生も、ほとんど子どもたちに任せていますが、どうしても計画がうまく修正できないときなどは、個別に助言をしてサポートします
▽15時25分 下校
O・Tで振り返りまでできたら下校!

◆1日体験入学してみて…
広報2年生のたかのくん
1日どこを切り取っても、全てが子ども主体でした。自分の好きなことを全力で取り組む経験は、大人になっても生きてくるはずです。みんなでみんなの良さを伸ばしていきましょう!

■いろんな人に聞いてみた!
◇個性あふれる学校を作りたい…!
緒川小学校の児童
鈴木 咲智さん(前期大統領)好きな教科:道徳・音楽
新海 遥菜さん(後期大統領)好きな教科:体育・社会
何事も自分たちで決めることが多いです。決めたいことがあるたびに、みんなから意見はたくさん出ますが、その意見をまとめるのがとても大変です。でも、自分たちで決められるその自由さは、とても楽しいです。今は年に1回開催するフェスティバルの出し物を話し合っています。大統領として、個性がたくさんある学校を作りたいです。その取組みとして、自分の好きなことなどをホールで発表する「個性発見グランプリ」を開催しました。将来は、歌を作るとか、人を元気にできることは何でもチャレンジしていきたいです。

◇宮崎県の小学校にも生かしたい…!
視察のために九州から来ました!
深田 陽一郎先生(宮崎県の浦城小学校校長)好きな教科:社会
緒川小が、個別化・個性化教育に進んで取り組んでいる、全国的に有名な学校だと聞き、浦城小学校でも生かせるところがないかと思い、今回視察させていただきました。緒川小の児童はみんな、何をするにも意味を持って取り組んでいるようでした。今どんなことをしているのか3年生の児童に聞いたとき、3年生とは思えないほど受け応えがはきはきしていました。学習環境が違うとここまで変わるのかと驚き、これまでの自主的な学びが積みあがっている成果だと痛感しました。
浦城小学校では、児童自身のやりたいことを聞きながら、意味をもって自分から進んで学習に取り組める環境を作っていきたいです。教師は、指導者より伴走者という立場に立って、児童たちと関わりあっていきたいです。

◇子どもたちが楽しくいられるように…!
緒川小学校の先生
松尾 奈緒先生(6年2組担任兼6年生学年主任)好きな教科:体育
緒川小に異動して最初に「壁がなくとてもだだっぴろい学校だな」「校舎に子どもたちが作ったものが多いな」という印象を持ちました。今では、イベントごとにクラスみんなで短歌を作るなど、みんながワクワクしてくれることを一番に環境づくりに取り組んでいます。子どもたちが自主的に学べるような環境の整備は大変ですが、子どもたちの楽しそうな姿を見るととてもうれしく、やりがいを感じます。基本的には子ども主体なので、質問が来ないとうまくやっているのだろうと思っています。子どもたちには、やりたいことだけでなく、自分でやると決めたことに対しては責任をもって最後までやれるようになってほしいです。

◇自分のよさを見つけて自分らしく…!
緒川小学校の先生
鈴木 佳代先生(教務主任)好きな教科:体育
緒川小に来て7年、現在は教員を支援する教務主任として携わっています。緒川小で最初に感じたのは、学校全体の活気と、研究への熱い姿勢でした。また、卒業生が親となり「私の時はこうしたよ」と、わが子にアドバイスをしたり、保護者同士で思い出を語り合ったりする姿から、長く続いている歴史も感じます。隣接する北部中学校から生徒が発表に来たり、地域の方が学校の手伝いに来てくれたりと、校内だけにとどまらず、地域全体の連携も特徴的だと思います。「個別」「協働」の学びには、一人ひとりを大切にし、信頼関係を築くことが何より大事。自分の人生は、人と比べるものでも、人に判断されるものでもありません。子どもたちには、自分の良さを見つけ、自分らしく生きてほしいと願っています。