くらし 令和7年度の当初予算とおもな事業
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県設楽町
- 広報紙名 : 広報したら 2025年5月号
■令和7年度当初予算
○令和7年度当初予算編成の基本的な考え方
第2次設楽町総合計画に掲げた「まちに活気・まちに愛着・まちに自信」の実現と、「次世代にしっかり繋いでいけるまちづくり」、「皆さんと一緒に創る未来へのまちづくり」をさらに進めるため、各施策を着実に実行していくことを基本とする予算編成となりました。
また、今後の人口減少による税収などの収入減が見込まれる一方で、設楽ダム建設事業の延伸に伴う関連事業計画などの見直しによる事業量の増加、人件費、公債費など義務的経費の増加傾向も続くため、収支バランスの悪化が心配されます。そうした厳しい財政状況に対応するため事業の見送りや削減、補助金・一般財源の確保など財政のスリム化を意識し、「将来にわたる持続可能なまち」に繋げていきます。
あわせて、「第3次設楽町総合計画」の策定に着手し、事業検証・評価を行いながら活気のある将来を見据えた各施策を進めてまいります。
○会計別集計
※「公営企業会計」:簡易水道事業会計および下水道事業会計の額は、公営企業会計の会計基準に基づく収益的支出と資本的支出の合算額としています。
○一般会計歳入内訳
・町税は、少子化高齢化による影響はあるものの町県民税の定額減税が終了し増額となりました。
・町債は、対象事業数が増えて増額となりました。
・地方交付税は、人口減少等の要素はあるものの、交付税算定公債費の増額を見込んでいます。
・そのほか歳入については歳出増額に伴い、財政調整基金繰入金が増額となっています。
○一般会計歳出内訳
・総務費は、全体的な人件費の増額や北設広域事務組合への負担金の増額などにより増加しています。
・衛生費は、したら保健福祉センターのエアコン設置工事や簡水事業会計の繰出金の増額などにより増額しています。
・消防費は、消防ポンプ自動車の購入や防火水槽の設置などにより増額しています。
・教育費は、学校給食センター(仮称)実施設計委託が終了したことなどにより減額しています。
■令和7年度のおもな事業
総合計画のまちづくりの6つの行動指針に沿って、主な事業を説明します。
(1)「みんなが主役の全員協働のまちづくり」
・第3次設楽町総合計画策定支援業務委託 4,901千円(新規)
令和9年度からの次期計画を令和7、8年度の2か年をかけて策定します。
令和7年度はおもに基本調査を行います。
・合併20周年記念事業 4,758千円(新規)
旧設楽町と旧津具村が合併し20年を迎え、記念式典のほか、メタバース関連事業、関連人口創出事業を実施し、町外の方や若者との関りから、未来のまちづくりを考えていきます。
(2)「森と水が活きる環境共生のまちづくり」
・水力発電事業PFIアドバイザリー業務委託 51,403千円(継続)
PFI等民間活力を導入するため、実施方針の公表の準備などを行います。
・林業機械購入事業 1,650千円(新規)
間伐材や枝葉・根部など林地残材の有効活用を図ることを目的に、ウッドチッパーを購入し、町民へ貸出します。
(3)「地域産業の魅力と活力あふれるにぎわいのまちづくり」
・オリエンテーリング開催事業 14,740千円(継続)
AsJYOC(アスジョック)(アジアジュニアユースオリエンテーリング選手権大会)2025開催に合わせ、町主催のオリエンテーリングフェスタを開催します。
(4)「安全で快適な暮らしやすいまちづくり」
・北設広域事務組合負担金( 北設情報ネットワーク民間移行事業) 145,662千円(新規)
情報通信技術進展への対応や安定的な利用環境を確保するため、令和7~9年度の3か年かけて民間事業者へ事業を移管し、それに伴う負担金を計上します。
・町道維持修繕工事 98,900千円(継続)
杉平横吹芝山線を始めとした町道の維持修繕工事を行います。
(5)「支えあいと助けあいによる安心福祉のまちづくり」
・したら保健福祉センターエアコン設置事業 22,412千円(新規)
災害発生時の救護所、熱中症対策の「クーリングシェルター」として、乳幼児・高齢者などの安全確保のため、老朽化したロビー、機能訓練室のエアコンの取替を行います。
(6)「人とまちの未来を育む教育文化のまちづくり」
・中学生海外派遣事業 21,925千円(新規)
世界的な広い視野を養い、将来の町づくりや個人のスキルアップにその経験を活かして頂くため、令和2年度から中止していた派遣事業を復活します。
町ホームページにも掲載していますので、二次元コードからご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。