- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東栄町
- 広報紙名 : 広報とうえい 2025年4月号
■終活ワンポイント〜今回は8050についてのお話です。
8050問題、どこかで聞いたことがあると思います。名付け親は大阪の社協職員です。世の中に向けて発信した理由は、家庭の問題ではなく、社会の問題であると警笛を鳴らすためでした。
今回は、障がいを持つ子どもの親御さんにとっても参考になるのではと、残される子どものためにできる終活ワンポイントとしました。
(1)子どもに生活力を付ける
生きていく術を身につけることを目指しましょう。その中で、親子で料理をするのはお勧めです。親子で共同作業をする中で、子どもの力を再認識し、親子の関係性を改善しやすくなります。
(2)子どもに経済力を付ける
子どもの生活費を確保することを目指しましょう。残せる財産があるなら、どうやって残すか、管理を誰に任せるか、兄弟が居れば、うまくカバーをしてもらえるよう、道筋を付けておく必要があります。財産がない場合は、厚生労働省で行っている、障がいのある子どもさんの生活費のための「障害者扶養共済制度」という仕組みもあります。
(3)子どもに地域の支援者を付ける
まずは、親が地域の支援者と繋がりを持つことから始めましょう。地域の支援者の所に相談へ行くことは勇気のいることです。訪問支援もできます。繋がる事が大きな安心になっていくと思います。親が繋がっていれば、(1)で子どもにエネルギーが少しずつ溜まって、子どもが外に向かって一歩踏み出そうとした時に、すぐに動けます。(2)のお金の悩みについても相談ができます。
まずは、地域包括支援センターまでご相談ください。
問合せ:東栄町地域包括支援センター
【電話】76・1740