子育て 〔その他〕田口高校からこんにちは

■「林業科」で学ぶ
田口高校の前身である田口農林を開校するため、明治の先人たちが鴨山に植樹をし、成長した木々を売って開校の原資としたように、林業は奥三河だけでなく、田口高校にとっても大切な資源の一つです。
林業科の生徒は、日々の実習に加え、鴨山演習林での宿泊実習を通して、植樹や育林、伐採と出荷までの技術を学びます。また、最新の「スマート林業」を体験したり、実際の林業の現場を見学したりしています。
全国の農業を学ぶ高校生が知識や技術を競う学校農業クラブ全国大会では、連続五回優秀賞(農業鑑定森林部門)を受賞するなど、小規模校ながらも輝かしい実績をあげています。

■シリーズ「地域と田口高校」
▼その二 奥三河パワートレイル
2015年に始まった奥三河パワートレイル(昨年度より奥三河トレイルランニングレースと改称)では、コースの誘導や応援、小松エイドステーションで地域の方と一緒に選手をおもてなしするなど、毎年田口高校生も運営のお手伝いをしています。
一昨年は、旧田口線廃線跡をコースにするための整備作業にも汗を流し、昨年はスタート地点での横断幕のリニューアルにも取り組みました。また、選手への記念品作りに林業科も協力をさせていただきました。生徒にとっては、アスリートの熱量を直に体験でき、選手から感謝の声をかけてもらうことで、ボランティア活動の意味や楽しさを学ぶ機会にもなっています。
今年度の奥三河トレイルランニングレースは10月26日(日)に開催されます。田口高校の青い幟旗を見かけましたら、生徒たちにもぜひ声をかけてください。