子育て 〔その他〕田口高校からこんにちは

■「普通科」で学ぶ
田口高校は小規模校であることを強みとして、あらゆる場面で少人数指導を行っています。特に、普通科は、生徒の興味・関心や進路希望に応じて幅広い選択科目を設置し、科目によっては個別指導に近い環境で学ぶことができます。また、理系選択である「自然探究コース」には学校設定科目「環境課題研究」を開講し、探究型の研究指導も行っています。
大学などへの進学を目標とした進路補習講座も柔軟に設定し、基礎力の定着から実力向上まで生徒の状況に応じてきめ細かな指導を行い、進路希望実現を図っています。

■シリーズ「地域と田口高校」
その三 田口線通学
昭和43年に廃線となった豊橋鉄道田口線は、清崎以南の生徒の貴重な通学手段でした。当時を知る卒業生の方からお話を伺いました。
昭和34年卒業で滝上駅から通学していた方は、三河田口駅からは歩いて高校まで通ったので、冬は雪で転んだこともあったと聞きました。一両編成なので、お客さんが多いときは貨物車両のような「箱」がけん引され乗ったこと、清崎や鮎渕駅(臨時駅)で途中下車して川に遊びにいったこと、先生も一緒に通勤していたことなどを楽しそうに話されました。
昭和42年卒業の田峯の方は、集荷された木材や製材所など沿線の風景が印象に残っているそうです。昭和40年の台風24号の被害のため、清崎からはバスになったことも教えてくれました。平日なのに先生が許可してくださり、友人の病気見舞いに田口線で行ったことは今でも忘れられないとおっしゃっていました。
「道の駅したら」に展示保管されている田口線車両は、田口高校の歴史の一部なのだと感じました。