くらし [特集]風水害に備え、一人ひとりが命を守る行動を!

・「令和6年奥能登豪雨」による被害
令和6年9月に発生した奥能登豪雨は、石川県で死者16人、住宅被害約1,800戸(うち全壊82戸)と、大きな被害をもたらしました。
令和7年4月3日時点

・三重県からの支援(住家被害認定調査※)
県および県内市町は、令和6年9月23日から11月29日までの間、豪雨で被災した石川県輪島市に、のべ1,604人(うち市町職員719人)の職員を派遣し、住家被害認定調査の支援を行いました。
※住家被害認定調査…住家の被害の程度を調査するもの

近年、大雨による災害が長期化・激甚化するケースが増えています。大雨や台風は気象情報からある程度予測することが可能です。
いざという時に速やかに避難行動ができるよう、日頃から避難の準備をしておきましょう。

■覚えておこう!
▽線状降水帯の雨域(ういき)が発生した場合は最適な避難行動をとってください
線状降水帯による大雨が予測された際には、気象台が半日程度前から呼びかけを行いますので、危機感をもって災害に備えましょう。

▽警戒レベル4「避難指示」が発令されたら危険な場所から全員避難してください

大雨の際は、市町から避難情報が発令されます。警戒レベルごとの「居住者等がとるべき行動」を覚えておきましょう。
「内閣府 警戒レベル」で検索

■取り組んでみよう!
▽家族構成に合わせて「備蓄品」を準備しよう
大規模災害で被害が広域にわたると、支援物資などの到着に、相当な時間を要します。1人あたり最低3日分、できれば7日分以上の備蓄品を準備しましょう。

消費をしながら備蓄するローリングストックがお勧めです!

備える
食べる
買い足す

目安:大人1人 7日分
・飲料水 21リットル
・食料 21食分
・携帯トイレ 35回分
・常備薬 7日分
など

▽「非常持ち出し品」は、軽量化してリュックサックなどにまとめよう
・飲料水・食料品
・衣類・下着
・タオル、ブランケット
・レインウェア
・現金(小銭)、印鑑
・預金通帳(コピー)
・笛、筆記用具、ハサミ
・携帯・簡易トイレ
・トイレットペーパー
・健康保険証(コピー)
・マイナンバーカード(コピー)
・ライター、ろうそく
・懐中電灯、携帯ラジオ
・携帯充電器、携帯用バッテリー
・洗面・歯磨き用具
・生理用品
・中身の見えないごみ袋
・食品用ラップ
・救急セット、常備薬
・マスク、消毒・除菌グッズ
・ウェットティッシュ
など
家族構成、住居や地域の特性に合わせて準備しましょう。

▽県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」で事前に避難計画を作成しよう
県公式防災アプリ「みえ防災ナビ」では、風水害時にあわてず行動できるよう、個人の避難計画を事前に登録できます。登録した計画は、発災時にあらためて案内されます。

・避難計画登録機能
自分自身の避難計画を事前に登録できます。

・とるべき避難行動
5段階の災害警戒レベルに応じた「とるべき避難行動」をチェック表に沿って設定します。

▽三重県の総合防災ウェブサイト「防災みえ.jp」もご活用ください!
「防災みえ.jp」は、気象・台風・地震に関する情報などを掲載しているウェブサイトです。「メール配信サービス」「X(旧Twitter)」などの各種サービスも利用できます。
「防災みえ」で検索

■万が一、災害で住まいが被害を受けたら…
・最初に、被害状況を写真で記録しておきましょう
片付けや修理の前に、家の外と中の被害状況を写真に撮っておきましょう。市町から罹災(りさい)証明書を取得して支援を受ける際や、保険会社に損害保険を請求する際などに、たいへん役立ちます。

・罹災証明書を取得しましょう
罹災証明書は、災害による住宅の被害の程度を証明するものです。支援金や災害義援金の受け取り、税金などの減免、仮設住宅への入居申請などの際に必要となります。

詳しくは、お住まいの市町へご相談ください。

■知事メッセージ
昨年、台風第10号の大雨で松阪市の堀坂(ほっさか)川が決壊寸前となり、避難指示が発令されました。大切なのは事前の避難です。いざという時、すぐに命を守る行動がとれるよう、日頃から備えましょう。
三重県知事 一見 勝之

問合せ:防災対策部 地域防災推進課
【電話】059-224-2184【FAX】059-224-2199【E-mail】[email protected]