- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県
- 広報紙名 : 県政だより みえ 令和7年5月号
■「子ども」「南海トラフ地震対策」「人材確保」「インバウンド誘客」へ予算を重点化!
新型コロナウイルス感染症対策費を除くと過去最大の予算規模となりました。
取り組みの成果を県民の皆さんに実感していただけるよう、効果的に展開していきます。
●予算のポイント
本資料の掲載事業には、一部2月補正(令和6年度2月補正予算その1)を含みます。
▽県民の命と尊厳を守る
POINT1.困難を抱える子どもへの支援
不登校やいじめといった学校に関する問題、待機児童や児童虐待といった子育て環境に関する問題など、困難を抱える子どもへの支援を充実させます。
・保育士確保に向けた「三重県保育士・保育所支援センター」における人材バンク機能の強化(子ども・福祉部)
[新] 736万円
・学校に代わる居場所としてのフリースクール支援(子ども・福祉部)
[新] 1,500万円
・県立みえ四葉ヶ咲(よつばがさき)中学校の学習環境整備・学校運営(教育委員会)
[新] 2,954万円
POINT2.防災・暮らしの安全安心
南海トラフ地震対策、医療提供体制の確保、増加する犯罪の防止など、人権が尊重され、県民の暮らしの安全安心を守る取り組みを強化します。
・避難所の環境改善や孤立地域対策に取り組む市町への支援のため、「いのちを守る防災・減災総合補助金」創設(防災対策部)
[新] 3億3,431万円
・「三重県性暴力の根絶をめざす条例(仮称)」に基づく周知・啓発等(環境生活部)
[新] 1,162万円
・SNS等に起因する犯罪の被害防止のため、ターゲティング広告による注意喚起(警察本部)
[新] 4,490万円
▽未来を拓(ひら)く
POINT3.子どもの希望を育む
子どもたちが未来に希望をもって成長できるよう、変化の激しい社会の中でも自分らしく生き抜いていく力の育成や、子どもが豊かに育つ環境づくりをさらに進めます。
・子ども医療費の現物給付に係る市町補助の対象を中学生年齢の入院まで拡大(医療保健部)
[新] 1億9,292万円
・自己肯定感を涵養(かんよう)する授業づくりや学校づくりに向けた取り組み(教育委員会)
145万円
POINT4.産業の成長支援
産業の力強い成長に向けて、社会情勢の変化や気候変動に対応した産業振興に取り組みます。
・半導体関連産業の集積や投資促進(雇用経済部)
[新] 2,243万円
・洋上風力発電に係る国の次期実証事業への応募を見据えたポテンシャル調査の実施(雇用経済部)
[新] 500万円
・真珠、青さのり、マハタ養殖における遺伝情報を活用した育種の実施、新魚種導入の検討(農林水産部)
[新] 3,040万円
POINT5.観光・プロモーションの推進
「三重県プロモーション推進方針」に基づき、世界に誇れる三重の豊かな地域資源を生かして、さまざまな主体と連携し、誘客促進や県産品の振興に取り組みます。
・インバウンド誘客に関する戦略の策定観光部)
[新] 1,530万円
・インバウンドに対応した受入環境の充実への支援(観光部)
[新] 6億715万円
POINT6.人口減少対策の着実な推進
「三重県人口減少対策方針」に基づくさまざまな取り組みを進めて人口減少の緩和をめざすとともに、適応策を検討するなど効果的な取り組みを着実に進めます。
・ジェンダーギャップ解消に向けた戦略の策定(政策企画部)
[新] 436万円
・移住希望者のニーズや特性に応じたプロモーション、県独自の移住フェアを開催(地域連携・交通部)
[新] 5,529万円
POINT7.人材確保対策の本格展開
企業などの喫緊の課題となっている人材確保について、令和6年度に策定した「三重県人材確保対策推進方針」に基づき、全庁を挙げて対策を展開します。
・移住や就職への関心がまだ高くない層に対して三重で暮らす・働く魅力を発信(政策企画部)
[新] 1,012万円
・カスタマーハラスメントの防止に係る条例の制定、対策に取り組む企業への支援(雇用経済部)
[新] 2,175万円
・海外合同面接会における現地大学生等と中小企業とのマッチング機会の創出(雇用経済部)
[新] 3,999万円
令和7年度当初予算額(一般会計):8,366億円
(対前年度比3.9%増)
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