- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県
- 広報紙名 : 県政だより みえ 令和7年6月号
三重で地域の発展や課題解決に貢献している人・団体を紹介
紀北町MAC孫太郎オートキャンプ場 清水 真樹(しみず まさき)さん
愛知県出身。幼少期からキャンプを始め、約30年。
一念発起して、大好きなキャンプを仕事にまい進中。
■紀北町をアウトドアの聖地にしたい!
▽キャンプ場勤務のきっかけは?
愛知県の自動車部品メーカーで、約9年間勤務していました。子どもの頃からキャンプが大好きで、特にコロナ禍では、毎週のようにキャンプに出掛けました。自然の中で自分と向き合う時間が増え、「今の仕事を続けて、将来の自分は笑っているかな」と自問するようになりました。周囲からは、すごく反対されましたが、「安定した生活を手放してでも、自分が本当にやりたいことをやり切ったと言える人生にしたい」と、アウトドア事業に飛び込みました。求人を探す中で、孫太郎オートキャンプ場と出会い、この地の雰囲気に惹(ひ)かれて、移住・転職を決めました。
▽どのような活動をしていますか?
3年目となる現在は、キャンプ場の支配人代理として、予約管理やイベント企画、スタッフの育成などを担当しています。入社当初は、マニュアルがなく、手探りの連続で大変だったので、マニュアルや教育システムの整備から始めました。また、ここでお客さんが過ごす日常や、スタッフが楽しんで働いている様子をSNSで発信したり、お客さんにも口コミで魅力を伝えてもらったりしています。この場所にしかない魅力をたくさんの人に知ってもらい、自分たちの形で、親しみやすいキャンプ場にしていけたらと思っています。
▽今後の目標を教えてください
この仕事は、お客さんの反応が直(じか)にわかるので、すごくやりがいがあると感じています。「また来るね!」とお客さんに言われた時は、あの時決断して本当によかったと思いますね。仕事って大変なことも多いですが、その中でどうやって楽しむかが大事だと思います。一人でやるよりも、仲間と一緒だと楽しさや達成感が倍増するので、「みんなでやり切る」をこれからもモットーにしていきます。多くの方の支えがあって今の自分がいるので、これからは、若い方がもっと活躍できるよう、自分がパイプ役となってサポートできたらと思っています。
キャンプって、自然の大切さを知れるだけでなく、自分と向き合う時間ができ、心身が解放されることも魅力だと思います。夢は、紀北町を「アウトドアの聖地」にすること。町内にある5つのキャンプ場と連携を深め、町全体を盛り上げていきたいです。
キャンプ場周辺には、熊野灘を一望できるプールやマリンアクティビティなど施設が充実。
この夏は、ぜひ孫太郎オートキャンプ場に遊びに来てください!