- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 6月上旬号NO.1670
基本計画(重点的横断戦略プランと分野別基本政策)のうち、令和6年度に見直しを行った主な事業を紹介します。
2-2.「環境・防災先進都市」の実現に向けて
『リージョン・コアYOKKAICHI』
●ゼロカーボンシティ(※1)を目指すまちづくり
2050年に「ゼロカーボンシティ」を実現するため、太陽光発電設備や蓄電池などの導入によるエネルギーの地産地消を促進します。また、公共交通の利用や食品ロスの削減といったデコ活(※2)を推進します。
(※1)環境省が提唱する、2050年に向けて二酸化炭素排出量を実質ゼロにするため取り組むことを表明した地方公共団体のこと
(※2)二酸化炭素(CO2)を減らす「DE」脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ「Eco」を含む“デコ”と活動・生活を組み合わせた脱炭素運動のこと
●便利で元気な農村集落・郊外居住地づくり
鉄道駅を中心にしたまちづくりを進めるとともに、農村集落での地域コミュニティの維持・再生を図るため、市街化調整区域にある鉄道駅を中心とした区域内で、農地以外の一定の土地利用ができる制度を検討します。また、空き家の活用に向けた支援制度などにより、農村集落における空き家や公共インフラの既存ストックを有効活用します。
●産学官連携でつくるみなとまちづくりプラン
四日市港発祥の地である四日市地区を、市民が集い、世界へつながる交流の窓口に再生するため、四日市地区の将来像を描いた「みなとまちづくりプラン」の実現に向け、官民一体となって取り組みを進めます。また、JR四日市駅周辺における「まちとみなと」をつなぐ自由通路の計画の推進に合わせ、納屋防災緑地などの整備に向けて取り組みます。
●地域の防災力を高めるまちづくり
令和6年能登半島地震などを受け見直される国の指針などに基づき、食料や水などの備蓄品の見直しや、暑さや寒さ対策など避難所での生活環境の向上のための整備を進めるほか、円滑な災害廃棄物処理など、国・県・地域・民間事業者と連携しながら、災害に備えた体制づくりを進めます。
3.「健康・生活充実都市」の実現に向けて
『幸せ、わくわく!四日市生活』
●誰もが安全に過ごせる熱中症対策
さまざまな手法で熱中症予防の呼び掛けを行うとともに、平常時、災害時ともに、快適な温度で過ごせるよう、指定避難所となっている公立小・中学校の体育館などへの空調整備を進めます。また、極端な高温発生時に暑さを一時的にしのげる指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)の指定を推進します。
●認知症フレンドリーなまちづくりの推進
令和4年8月に行った「四日市市認知症フレンドリー宣言」に基づき、認知症に関する地域の理解を促進するとともに、認知症の人が役割と生きがいを持って、自分らしく暮らせるまちづくりを進めます。また、令和5年6月に開設した介護予防等拠点施設(ステップ四日市)で、フレイル対策や認知症支援をします。
●持続可能な地域コミュニティの形成
まちづくりに取り組む自治会などの地域団体の担い手不足の課題に対して、持続的・安定的な地域活動を行えるよう、地域課題を把握・整理し、必要な支援をします。
●新たな感染症から市民の健康を守るための平時からの備え
新型コロナウイルス感染症対応で得た経験を生かし、平時から、医療機関や大学などと連携し、検査体制の整備、保健所人員の確保、実践的な訓練、防護服などの必要物資の備蓄を進め、感染症予防とまん延防止に向けた対策を強化します。
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