くらし 【特集】四日市市総合計画を見直しました(1)
- 1/14
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 6月上旬号NO.1670
総合計画は、四日市市をどんなまちにするのか、長期的な視点でまちの将来像を描く「道しるべ」です。都市整備や産業、環境、福祉、教育など、さまざまな分野で、市民や事業者、市が一体となってまちづくりを進めていく、市の最上位の計画に位置付けられています。
四日市市総合計画2020~2029の計画期間の5年目となる令和6年度に、シンポジウムやパブリックコメントなどで市民の皆さんからご意見をいただくとともに、市議会での調査・審査を経て、後半5年間を計画期間とする新たな重点的横断戦略プランの策定と、分野別基本政策の中間見直しを行いました。
■中間見直しを行った背景
1.人口の見通しと市税の推移
四日市市総合計画2020~2029がスタートして以降、全国的に人口減少が加速している中、本市はなだらかな減少(1.28%減)にとどまっています。令和7年度以降の計画期間の市税収入は、720~710億円台で推移する見込みです。
2.中間見直しの方向性
新型コロナウイルス感染症のまん延から5類への移行、物価高騰など現総合計画を策定した5年前から時代の潮流と社会経済に変化はあるものの、中間見直しにあたっては、人口減少やリニア時代を見据えて策定時に基本構想で定めた目指すべき方向性や掲げている基本目標、目指す姿を維持することとしました。そして、新たに、こどもまんなか社会やカーボンニュートラルの実現、デジタル化に関する取り組みなどを追加しました。
■総合計画とは
《基本構想》
○2020(令和2)年度~2029(令和11)年度[10年間]
本市の将来都市像などを示すもので、10年間のまちづくりの方向性を明らかにします。
《基本計画》
本市の将来都市像を実現するために取り組む施策の方向性を示すもので、「重点的横断戦略プラン」と「分野別基本政策」の二本柱となっています。
(1)重点的横断戦略プラン
前半2020(令和2)年度~2024(令和6)年度
後半2025(令和7)年度~2029(令和11)年度[各5年間]
基本計画のうち、特に力を入れて取り組むべき、分野横断型のプロジェクトをまとめたものです。「子育てするなら四日市+プラス」「リージョン・コアYOKKAICHI」「幸せ、わくわく!四日市生活」という3つのプランを設定しています。
令和6年度に、それまでの取り組みや進捗状況を十分に検証し、社会情勢の変化などに応じた新たな重点的横断戦略プラン(後半5年間)を策定しました。
○「子育て・教育安心都市」の実現に向けて
「子育て世代から選ばれる、誰もが安心して子育て・子育ちできるまちづくり」を進めます。
○「産業・交流拠点都市」「環境・防災先進都市」の実現に向けて
「多様な都市機能が集積し、人でにぎわい、まちの魅力にあふれるまちづくり」を進めます。
○「健康・生活充実都市」の実現に向けて
「いつまでも元気で活躍でき、暮らしの中で楽しみと幸せを実感できるまちづくり」を進めます。
(2)分野別基本政策
2020(令和2)年度~2029(令和11)年度[10年間]
市民の暮らしに関わるまちづくりの8つの分野で、着実に取り組むべき政策を位置付け、さまざまな取り組みを推進します。10年間の計画で、令和6年度までの取り組みや進捗状況を十分に検証し、社会情勢の変化などに応じた見直しを行いました。
▽都市経営の土台・共通課題
《推進計画》(毎年ローリング方式)
基本計画に掲げる施策の方向性に基づき具体的な実施事業を示すものです。