- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県四日市市
- 広報紙名 : 広報よっかいち 9月上旬号NO.1676
[Interview02]
▽避難所で強く感じた、
の大切さ
危機管理課 小松
派遣期間:令和6年1月10~16日
私の派遣先は、80人ほどが避難する避難所でした。到着前は、「雑然としているのだろうか、皆さん落ち込んでいるのでは」と思っていましたが、到着して感じた印象は違いました。避難者同士で役割分担やルールを決めて、きちんと避難所運営が成り立っていたんです。しかも、避難者にふさぎ込む様子はなく、みんなで乗り切ろうという団結力を感じました。ただ、夜になると不安が押し寄せるのか、途方に暮れる表情が垣間見え、胸の内を聞くことも。先の見通しが立たない仕事への不安を隠し、高齢避難者の手助けをする人。普段、家族同然で過ごしているペットと離れる不安や寂しさを抑え、ケージに慣れていないので周りに迷惑をかけるからと家に置いてきた人。皆さん、集団生活をする中で、自分の思いよりも配慮し合うことを優先していて、避難者同士のつながり・思いやりが、いかに大切かを強く感じました。
●ペットに関する“思いやり”~日ごろからできる備え3つのポイント~
1.普段からのしつけ・健康管理
ケージやキャリーバックの中で落ち着いていられるか、決められた場所で排泄できるか、むやみに吠えないかなどが、速やかな避難や、人とペットのストレス軽減につながります。ワクチン接種、ペットに寄生するノミやダニの駆除のほか、不妊手術をしておくことも重要です。
2.迷子にしない対策
迷子札やマイクロチップを付けましょう。離ればなれになっても飼い主が分かります。
3.避難用品の準備
最低5日分の食事、水、首輪、リード、ペットシーツなどのほかに、薬や処方食など、優先順位を決めて準備しておきましょう。
[Question]災害時、ペットの避難はどうしたらいい?
自宅が危険な場合や避難指示などが発令されているとき、飼い主は自身の安全を確保した上で、ためらうことなくペットと共に同行避難をお願いします。同行避難は、避難所で飼い主とペットが一緒の部屋で過ごすという意味ではありません。避難所では、人とペットは別の場所で生活し、原則飼い主が世話をします。また、避難所での対応は、災害の規模や収容施設の大きさ、被災者の数によりますので、避難所のルールに従うようお願いします。
▽ペット同伴避難所
令和6年4月に、四日市市中央陸上競技場を、災害時に飼い主とペットが同じスペースで避難生活ができる避難所として指定しました。受け入れの条件や、避難する際の開設状況などは、市ホームページをご確認ください。
問合せ:衛生指導課
【電話】352-0591