くらし 伸びゆくまち・桑名 第35弾

桑名のまちづくりが進んでいく様子をシリーズ化してお伝えしていきます。

■生まれ変わる伊勢大橋
現場で橋の架設工事スタート
▽より便利で快適な橋へ!
1934年から90年にわたり地域の発展を支えてきた伊勢大橋が、国道1号桑名東部拡幅事業によって「安全・安心・快適な橋」へと生まれ変わります。
新しい伊勢大橋は、津波や高潮などの水害対策として現在よりも道路面が約5m高くなり、最新の橋梁基準に基づいて設計されていることから耐震性にも優れ、災害時の避難経路や物資輸送路の確保につながります((1))。また、道路幅を広げたり、新たに右折レーンを設けたりすることで、交通の利便性の向上を図るほか((2))、現在は耐荷力不足により一部制限されている特殊車両なども通行できるようになり、生産拠点間の輸送時間が短縮されます((3))。

▽整備効果
(1)災害に強い道路
(2)渋滞の緩和
(3)物流の効率化データ

提供:国土交通省北勢国道事務所

▽これまでの工事の進捗状況
上記3つの写真(本紙PDF版3ページ参照)は、令和5年6月に竣工されました。これにより、15基の橋脚(橋梁を支える下部構造の柱)と2基の橋台(橋の両端にある橋を支える基礎となる部分)の工事が完了しました。
写真提供:国土交通省北勢国道事務所

▽工場で橋桁部分が作られています!
令和6年度から橋桁部分(橋脚の上に架け渡して橋板を支える部分)となる橋梁上部工の製作が進められています。令和7年2月4日に、市長が会長を務める国道1号桑名東部拡幅事業促進期成同盟会で、橋梁上部工を製作しているJFEエンジニアリング株式会社の工場を視察しました。
製作中の橋は、約8mの箱型のブロックをつなぎ合わせて構成される鋼製橋梁で、工場で製作されたブロックを、陸上輸送で現地まで運び、架設作業が行われます。
これまでに、工場での製作が順次行われ、3月から現場で架設の準備作業や橋の架設が始まっています。

◆国土交通省中部地方整備局 北勢国道事務所建設専門官
田邊(たなべ)さん
「令和5年度までに橋梁下部工の17基が完成し、令和6年度は長良川を渡河する橋梁上部工の工場製作を進めてきました。今後は長良川渡河部の橋梁架設工事を安全第一で進めていきますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。」

問合せ:
土木課【電話】24-1262【FAX】23-4116
または、国土交通省北勢国道事務所【電話】059-363-5515