くらし なばり市議会だより No.119(2)

■2日目(9/11)
◇無会派 三原淳子 議員
Q 法人化後も病院を守るべき
地方独立行政法人名張市立病院は、3年間で12億6千9百万円の不良債務が発生するため一般会計から補填する予定だ。併せて病院事業債や医療機器整備などで市が19億円の借金をし、法人に貸し付ける。今後、経営が改善されなければ病床の削減や統合が進められる可能性がある。市民の財産である市立病院と救急医療は決して後退させてはならない。
A 命と健康を守るとりで
二次救急、小児救急は、今後も維持していく。市立病院は、市民の命と健康を守るとりでであり、それをしっかりと守っていく。

■2日目(9/11)
◇自由クラブ 柏元三 議員
Q 中学校給食の建設費補助金
市長は中学校給食に20億円の建設費と、2億円から3億円の運営費が毎年必要になると説明した。中学校給食の建設費には国から2分の1の補助金10億円が交付されるはずだが、市は補助金が2億円と言う。建設費の2分の1の補助を規定した「学校施設環境改善交付金制度」を知らないのか。
A 国の補助金は2億円
光熱費や運搬費などがあるので全体の事業費は20億円と膨らむが、施設面積・生徒数に基づいて算出した建設費は4億円程度となるため、補助金は2億円になる。

■3日目(9/12)
◇清風クラブ 坂本直司 議員
Q 病院の財政ロードマップを
地方独立行政法人への移行後、一般会計から現在の繰出金と同水準の運営費負担金が出されるが、いつまで続くのか不透明である。いつから減って、いつから水平になるのかというロードマップを示してほしい。
A 中期財政計画で示したい
令和11年度は、9億600万円で、それ以降は追加の運営費負担金を発生させないよう努める。12年度以降の金額については、財政部局と協議の上で決定するので、現時点で具体的に示すことはできないが、中期財政計画を提示するタイミングで示していきたい。

■3日目(9/12)
◇喜働 幸松孝太郎 議員
Q 企業誘致と連携で負担減
産科、中学校給食センター、広域ごみ処理場について、民間企業の誘致やPPPとも言われる公民連携を提案したい。民間企業誘致で産科を、公民連携手法で給食センターと広域ごみ処理場を設置することで本市の財政負担を軽減できると思うが、市の考えを問う。
A 各分野で選択肢を検討
様々な選択肢を各分野で検討している。特に公民連携の手法は財源が厳しい中で、魅力ある考え方と認識しているが課題もあるため、メリット・デメリットを踏まえながら今後も検討していく。

■3日目(9/12)
◇清風クラブ 常俊朋子 議員
Q 広報なばりの改善方針
昨年4月のリニューアル以降、広報なばりには見やすさや親しみやすさへの肯定的な声とともに、市民の声の反映や情報の整理を求める要望も寄せられている。紙面とSNSの連携、若者への発信強化など、今後の改善方針を問う。
A 多角的に改善を図る
広報なばりは、市民モニター制度やSNS・音声配信を活用し、若者や障がいのある人を含む全世代に届く広報紙を目指す。単なる情報提供にとどまらず、市民の行動やまちへの関心につながる媒体として、広聴の充実にも力点を置き、多角的に改善を図る。

■3日目(9/12)
◇清風クラブ 福田博行 議員
Q 子どもの居場所づくり
総合福祉センターふれあいの3階に設置される仮称「名張市ユースプレイス」は子育て支援や多世代交流の施設として期待できる。また、リバーナ3階には子どもの大きな遊び場ができるようだ。ユースプレイスと連携することにより、子育ての大きな力になると考えるが、市の考えを問う。
A 民間施設との連携を検討
リバーナの施設は子育て世代には魅力的で、市外県外からの利用も多いと考えている。産み育てるにやさしいまちづくりを進める本市として、連携しながら子育て支援の一環として活用させていただきたい。