くらし くまのペンリレー

■福祉と熊野と時々お酒
柴田和輝(しばたかずき)(有馬町)
241人目のペンリレー

私は熊野で生まれ熊野で育ち、熊野が大好きな人間です。地元の高校を卒業後、当然大好きな熊野で就職するものと考えていました。が、当時、男前で優しいことしか取り柄の無かった私を、母はこのまま社会に出して良いものかと思ったらしく、半ば強引に進学させられました。名古屋にある福祉の専門学校へ入学し、2年間の学びと生活の中で、2つの気付きがありました。
1つは福祉ってすごく魅力的なものだということです。福祉の魅力について読者の方へお伝えしたいことはたくさんありますが、こちらに書くと長くなってしまいますので、いつか出版するであろう(?)私の自叙伝をご覧下さい。
2つ目は、外へ出てみてやっぱり私は熊野が好きだということ。名古屋での2年間の生活は楽しいことがたくさんありましたが、やはり、熊野の自然あふれる景色や地元の方の人柄が好きで、今度こそ熊野で就職するぞと固く誓いました。
そして帰郷し、気づけば13年、福祉の仕事に携わっています。高齢者の方の介護に関わることが一番多く、そこで色々な方との出会いがあり、色々な経験をさせてもらいました。福祉の中でも介護は3Kと言われ、「きつい、汚い、危険」と表現されることもありますが、私が体験してきて思う3Kは「感謝、感動、感激」です。大好きな地元熊野を支えてきてくれた先輩方への感謝と、恩返しができる素敵な仕事だと思っています。
あの時地元を離れたことで、もっと熊野が好きになり、また、生涯と思える仕事に出会うこともできました。そんな福祉と熊野が私のお酒の次に好きなものです。

次は有馬町の山口拓斗さんです。