くらし 令和七年度に取り組む事業(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県熊野市
- 広報紙名 : 広報くまの 令和7年5月号 No.236
このページでは、「産業振興」の事業の一部を紹介します。
予算書・予算資料は市ホームページでご覧いただけます。
予算書・予算資料(2次元コードは本紙をご覧ください)
■農業の振興
▽熊野アグリパーク整備事業(1億6,463万4千円)
ものづくりと集客交流の促進など市内産業の活性化を多角的にリードできる新たな拠点としての施設整備に向けて、造成に係る設計や建設予定地の地質調査を行います。
また、運営主体のあり方などについて検討していきます。
▽醸造用ぶどう実証栽培・産地化事業(新規805万5千円)
醸造用ぶどうの実証栽培に向けた圃場整備や苗の定植を行い、熊野市での栽培の可能性を探り、新たな農産物の加工品として「熊野産ワイン」の製造を目指します。
▽狩猟者支援事業(99万8千円)
狩猟免許所持者の減少、高齢化が進んでいるため、これまで支援対象としてきた新規の狩猟免許など(わな・銃)の取得費用に加え、令和7年度からは有害鳥獣捕獲従事者の狩猟免許などの更新費用も対象とすることで、獣害被害に対応できる人材の更なる育成・確保を図ります。
▽地域計画実現支援事業(16万7千円)
令和6年度に策定した「地域計画」により、地域がおかれている状況や抱える課題が見える化されたことから、計画の実現に向け、各地域の現況に応じた支援を行います。
■林業の振興
▽森林経営管理制度実施事業(1億6,816万2千円)
森林環境譲与税を活用し、森林資源の解析結果や林地台帳を基に、森林経営管理法による森林所有者への意向調査、森林所有者から同意のあった森林の境界明確化、市による要間伐森林への森林施業などを行います。
▽林道開設事業(1億4,700万4千円)
林道高代山・大井川線、林道皿山線の開設事業や、林道柳谷線の改良事業を実施します。
▽災害からライフラインを守る事前伐採事業(300万円)
台風による風倒木が原因で発生する停電や道路網の寸断を未然に防止するため、電力事業者や森林所有者と協力しながら、そのおそれのある樹木を事前に伐採します。
■水産業の振興
▽藻場再生試験事業(新規40万9千円)
専門家や関係機関と連携し、アワビやサザエの餌となる海藻類を磯焼けが顕著な海域へ設置することで、藻場の再生を図ります。
▽水産物供給基盤機能保全事業(2,800万円)
漁港の機能保全を図るために策定した機能保全計画に基づき機能保全工事を行います。令和7年度は磯崎漁港の第1船揚場の保全工事を行います。
■商工業の振興
▽熊野市駅前商業施設整備事業(5,360万9千円)
熊野市駅周辺の賑わい創出のため、空き店舗となっている施設を飲食店などのチャレンジショップとして改修し、起業を志している人材のスタートアップの場として利用します。
▽大阪・関西万博出展事業(新規119万3千円)
地域の特産品の情報発信や販路拡大により、市外への輸出を促進するため、令和7年度に行われる「大阪・関西万博」における三重県主催のブースなどへ出展します。
▽事業承継支援事業(182万3千円)
市内事業所の事業承継を円滑に進めるための支援を行い、事業所の継続を図ります。
事業を引き継ごうとする事業者に対し、後継者の人件費や育成、また承継にあたっての資産譲渡などに係る費用を支援します。また、店の廃業などにより、熊野市の名物が少なくなっている中、その掘り起こしを行い、廃業した側と引き継ぐ側のマッチングにより名物の復活を目指します。
■集客交流の推進
▽熊野大花火大会開催事業(4,000万円)
300年余りの歴史を持ち、全国的にも高い評価を受けている紀州路で屈指の集客を誇る「熊野大花火大会」を開催し、令和7年度は市制20周年を記念した花火などを打ち揚げます。
▽ナイトタイム観光促進事業(新規378万4千円)
令和6年度に熊野古道世界遺産登録20周年記念事業として実施した「世界遺産ナイトイベント開催事業」を契機に、引き続き、世界遺産「鬼ヶ城」「獅子岩」「花の窟」のライトアップや竹あかりなど、夜間に楽しめるイベントを開催し、宿泊を伴う観光客の滞在時間の延長など観光消費の拡大を図ります。
▽観光サイン整備事業(新規321万8千円)
熊野古道(風伝峠、本宮道)および通り峠に道標として設置している案内板をインバウンド対策として外国語を併記した案内板に更新します。
▽スポーツフェスティバル開催事業(1,420万3千円)
ソフトボール、野球、ラグビー、柔道、ソフトテニスのスポーツイベントを開催し、スポーツを通じた集客・交流を促進します。