- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県熊野市
- 広報紙名 : 広報くまの 令和7年5月号 No.236
昨年、全国的にツキノワグマの市街地などへの出没や人身被害が増加しました。当市も例外ではなく、各地域から目撃などの出没情報が寄せられました。
ツキノワグマによる人身被害を防ぐには、一人ひとりが「クマと遭わない」「クマを引き寄せない」ための対策を講じることが重要です。
■クマに遭わないためには…
(1)山野などに立ち入る際は、鈴や笛、ラジオなどの音のするものを携帯し、できるだけ複数人で行動する。
熊に人の存在を知らせ、人を避ける行動をとらせる効果があります。
(2)早朝や夕方、雨や風の強い日は特に注意する。
早朝や夕方はクマが特に活動する時間です。また、雨や風でクマが人の気配に気付きにくくなり、遭遇の可能性が高まります。
(3)見通しの悪い場所には不用意に入らない。
熊と鉢合わせする危険性があります。
■クマを引き寄せないためには…
(1)クマを誘因するものを除去・管理する。
例えば…生ごみ、燃料(ガソリン、混合油等)などを放置しない、栽培している農作物、ミツバチの巣箱などは電気柵で囲うなど。
(2)下草や低木の刈り払いを行い、クマが出没しにくい環境を整備する。
クマは姿が隠せないひらけた場所は嫌う傾向があります。
■それでもクマに遭遇してしまったら…
(1)大声を出さない。背中を見せない。走って逃げない。
大声はクマを刺激する可能性があります。背中を見せたり、走って逃げるとクマに攻撃される恐れがあります。
(2)目を離さずにゆっくりと後退する。
できるだけクマを刺激しないようにしましょう。
(3)子グマに近づかない。
母グマに襲われる危険性があります。
■もしクマが襲ってきたら…
(1)近くの建物や車の中に退避する。
(2)避難できない場合は、首の後ろで両手を組んで、うつぶせになり防御姿勢をとり、できるだけ頭を守ること。
(3)クマスプレーをためらわず、クマに向かって噴射する。
問合せ:農林水産課林業振興係
【電話】市役所内線485