くらし 消防団、思ったより□□□かも。(3)

▼思ったより[身になる]かも。
〇本団 指揮隊長 水元隆次さん
平成19年入団。市外の土木建築会社に勤務。北勢西分団の分団長を経て、今年度から本団の指揮隊長として活動中。
▽防災士や運転免許などの資格取得が豊富
消防団の活動は、思った以上に自分の「身になる」ことが多いと感じています。指揮隊長になった今年度、防災士の資格が得られる講習に参加し、そこで自助・共助の考え方や、自分と家族という「手の届く範囲の半径2メートル」を守るための備え方を学びました。地図を使って地域の危険な場所や避難経路を確認するなかで、「大きな災害も自分ごとだ」と実感し、地域での備えも改めて考えさせられました。
我が家には小学生の子どもが3人います。本当は一緒に遊びたい時間を、訓練や会議に使わせてもらっているので、家を出るときはできるだけ「渋々出ていく父親」ではなく、「ちょっと守ってくるわ」と前向きな背中を見せたいと思っています。「何かあったとき地域を守るのもお父さんの役目なんや」とさりげなく伝えながら、家族の理解に支えられて活動を続けてきました。
若い団員には「最初から地域全体を守ろうとしなくていいから、まずは身近で大切な人を守れる自分になろう」とよく話します。活動を重ねるなかで、守りたい範囲が家族から友人、地域へと少しずつ広がっていけば十分だと思います。また、車両を扱う場面も多いため、運転免許の取得費用を一部補助できる制度などもあり、「地域の役に立ちながら、自分の将来にも残るものが得られる場所」だと感じています。

〈受講できる講習や補助制度〉
・防災士研修講座
・普通救命講習
・チェーンソー講習
・ドローン講習
・運転免許取得補助制度
・防火管理者資格 など
※対象となる条件がありますので、詳細は防災課まで問い合わせてください。
【電話】86-7746

〈地域を支える「もう一つの消防力」に感謝〉
〇いなべ消防署 署長 伊藤隆さん
消防団員は、日頃はそれぞれの仕事に従事しながらも、火災が発生すると自宅や職場から現場へ急行し、消防署と連携して消火活動や警戒業務にあたっています。また、平常時から広報啓発や訓練を通じて、地域の防災力向上に大きく貢献していただいています。日頃より地域の安全・安心のためにご尽力いただいている消防団員の皆さまに、心より感謝申し上げます。消防署だけでは対応が難しい場面も多く、山林火災をはじめ広範囲の災害時には多くのマンパワーが不可欠です。地域の安全を守るうえで、消防団の皆さまのお力は現実的にも心情的にも必要不可欠であり、欠かすことのできない存在です。

あなたの「思ったより」が、地域を守る力になります。
身近な一歩として、消防団という選択肢をぜひ一度考えてみませんか。