- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県いなべ市
- 広報紙名 : いなべ市情報誌 Link 2025年11月号(vol.264)
◆喜代嗣さんのノートを見てみよう!
喜代嗣さんは、自分の思いを家族に伝えるためノートを書いています。どのようなきっかけで書き始めたのか、どのような思いが書いてあるのかを聞きました。
Q 終活ノートや「我が人生の記録」を書くようになったきっかけは?
A 終活ノートは、89歳のときに要介護状態となったことがきっかけで書き始めました。
「我が人生の記録」は、64歳のとき、周りの友人が次々と他界し、やがて自分の番がくると思い、その時のために書き残しておきたいことを書き始めました。自分がもし亡くなったら、「我が人生の記録」をみんなで読んでほしいと家族に話してあります。
Q 終活ノートを通して自分の思いを家族に共有することの大切さをどのように考えていますか?
A 書いておけば、自分の気持ちは家族に伝わります。無駄なもめごとなく、家族には仲良く暮らしてほしいと思うので、自分の思いを共有しておかなければならないと考えています。
Q 終活ノートに書いてよかったと思う項目は?
A 家族などへの覚え書き。自分の希望を家族に伝えておきたかった。自宅で可能な治療のみとし、痛みや苦痛を緩和することを主として、積極的な延命治療はしないということも。また、私の家系図についても書いてよかった。祖先、私、家族が、どのようなつながりがあるかをはっきりとさせることができた。
最期のことについて話をすることは、ためらいを感じるかもしれません。しかし、話し合うことは、自分らしく、よりよく生きるため!そう思うと、もっと日常的に、家族やご近所さんと話してみてもいいのかもしれません。
最期まで自分らしく過ごすために、ありのままに周囲の人と話してみて、自分の希望を知ってもらいませんか。
・喜代嗣さんの「我が人生の記録」の巻末の言葉
『皆様のおかげで大変によい人生でした いつかの終了に記しました さようなら』
《information》終活ノート、人生会議を知ろう!
内容:終活ノート、在宅医療や介護の話、体験談
日時、場所:
(1)11月21日(金)10:00~11:30※要予約(先着16人)
いなべ暮らしの保健室(員弁町楚原644-19北勢線楚原駅西)
申込先:【電話】090-1789-0904
(2)11月28日(金)10:00~※どなたでも参加できます。
ういこっちゃね。(藤原町上相場828旧中里小学校)
問合せ:長寿福祉課
【電話】86-7819
長寿福祉課で配布しています!
いなべFMと長寿福祉課共同で、「医療・介護・生活支援」に関する情報発信番組を放送しています!
いなべFM(86.1MHz)「みんなで支える幸齢社会」毎月第2、4金曜日13:15頃~
