- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年2月号
人権について考えるコラムです。
■「普通」ってなんだろう-企画振興部地域創生課-
◇普通ってなに?
普段の生活の中で「普通はこうするよね」「普通だ」などといった言葉を聞くことがあります。私は、この「普通」という言葉に違和感を持つときがあります。
「普通」ってなんだ?
私もつい口にしてしまうときもありますが、そのときにはハッとして、「普通って何だろうね」と自分に問いかけ、時には相手とも共有して一緒に考えることもあります。
人はなぜ「普通」という表現を使うのでしょうか。そして私はなぜ「普通」という言葉を聞いたときに違和感を持ったのでしょうか。
◇私の普通は、他人の普通ではない
「普通」とは、それぞれの人の中にある「モノサシ」で、その「モノサシ」を「普通」という言葉に置き換え、自分の考えを他人に強要してしまっているのではないかと思います。
自分の中の「モノサシ」はみんな違います。
何気なく使っている「普通」という言葉が、相手を不快にし、不安にし、時には傷つけてしまうことがあるということを分かっていなければならないと思います。
◇人権感覚を維持する
このように、普段の生活の中で人権を考える機会がありますが、私の記憶に残り、また大切にしている言葉があります。それは、「人権研修は自分自身の人権感覚を維持するためのものである」という言葉です。
人権意識や人権感覚は、継続した学びで維持できるものだと考えています。
これからも継続的に人権研修を受講し、学び、考え、人権感覚を維持できるよう研鑽さんを積んでいきたいと思います。
◇ご意見などは人権政策課へ
【電話】22-9683【FAX】22-9641【メール】[email protected]