- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年4月号
人権について考えるコラムです。
■セカンドオピニオン
-上野総合市民病院 病院総務課-
主治医から説明された診断や治療方針について、「これで本当に大丈夫なのか?」「別の治療法はないのか?」など迷う場合もあると思います。「がん」など、命に関わるような病気の治療については、特に不安に感じる人が多いはずです。そんなときに有用なのが、「セカンドオピニオン」です。
セカンドオピニオンは、患者さんが納得のいく治療法を選択することができるよう、病気の状況や治療方法などについて、現在診療を受けている主治医とは別に、他の医療機関の医師に「第2の意見」を聞くことです。主治医を替えたり、転院したり、他の病院で治療を受けたりすることだと誤解している人もいますが、そうではありません。
セカンドオピニオンを受けることで、病気や治療に対する理解を深め、より納得して治療を受けることができるようになります。また、別の治療法が提案された場合は、選択肢が増え、治療の幅が広がることで、より納得のいく治療を自ら選択して臨むことができます。
セカンドオピニオンは患者さんの疑問や不安、悩みなどに応えて、決断を支援する仕組みの1つで、自分で納得して医療を受けていただくために認められている患者さんの権利です。主治医から説明された診断や治療方針などに不安や疑問を感じる場合は、セカンドオピニオンについて、主治医や病院の相談窓口などに相談し、自分らしく納得できる選択をしませんか。
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