健康 認知症になっても自分らしくすごせる地域(まち)に

■認知症になると「何もわからなくなる」の?
認知症にどんなイメージを持っていますか?まずは、あなたの認知症観をチェックしてみましょう!

◇認知症になったら
(A)
・多くのことを忘れ、これまでできていたことができなくなる
・介助が必要になる
・趣味や役割がなくなる
・困っているのは「周囲の人」安心して暮らすことはできない

(B)
・症状や進行によるができることは多い
・介助が必要とは限らない
・趣味や役割をもち、自分らしく暮らせる
・困っているのは「本人」
・安心して暮らせるまちづくりは実現できる

多くを「(A)」と答えた人は、認知症についてネガティブな考えをお持ちなのかもしれません。
「認知症」と診断されても、何もできなくなるわけではありません。症状が進んでも、周囲の理解やサポートを受けながら、趣味を楽しんだり、住み慣れた地域で一人暮らしをするなど、今まで通りの生活を続けている人もたくさんいます。
認知症は、年をとると誰でもかかる可能性があり、若年性認知症(65歳未満で発症する認知症)の人もいるなど、誰にとっても身近なものです。
まずは、「誰がなってもおたがいさま」「自分がなったときにどのように暮らしたいか」など、認知症を自分ごととして捉えることからはじめてみましょう。そして新しい認知症観「認知症になっても、住み慣れた地域で仲間とつながり、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる」にアップデートしていきましょう!

■9月は認知症月間、9月21日は認知症の日
令和6年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(以下、基本法)が施行されました。基本法では、認知症の人が尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができる社会をめざしています。
そのために、私たち一人ひとりが認知症についての正しい知識を持ち、理解を深めることが大切です。
9月の認知症月間を中心に、認知症に関するイベントを開催しますので、ぜひご参加ください。

■認知症映画上映会・講演会
日時:10月26日(日)午後1時~4時(開場…正午~)
場所:伊賀市文化会館 さまざまホール
定員:450人
内容:
・1部…映画上映会 午後1時~2時45分
「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり、お母さん~」(上映時間101分)
・2部…講演会 午後3時~4時
演題…認知症の母が命懸けで教えてくれたこと
講師…映画監督 信友直子さん
※正午~午後1時まで、ホワイエにて市内事業所などによる認知症関連の啓発ブースを出展します。
申込受付開始日:9月10日(水)
申込方法:電話・申込フォーム

申し込み・問い合わせ:地域包括支援センター

■認知症月間中のイベント
◆認知症カフェ
認知症の人やその家族、地域の人、認知症について知りたい人など、どなたでも参加できるカフェです。
おしゃべりやレクリエーションなどを通して、参加者同士の交流ができます。認知症予防の場としてもご利用ください。

◇いがオレンジカフェ
日時:9月9日(火)午前10時~11時30分
場所:ハイトピア伊賀 4階ミーティングルーム

◇オレンジカフェあやま
日時:9月17日(水)午前10時~11時30分
場所:阿山保健福祉センター 1階ホール
内容:笑いヨガ
※市内にはほかにも4カ所の認知症カフェがあります。詳しくは、市ホームページをご覧いただくか、地域包括支援センターまでお問い合わせください。

◆認知症の人と家族の会による認知症月間街頭啓発
日時:9月9日(火)午後2時~3時
場所:イオン伊賀上野店(上野茅町2519)
内容:啓発物品の配布、認知症に関する相談

◆パネル展示
日時:9月22日(月)~30日(火)
場所:本庁舎 1階ロビー

◆認知症サポーター養成講座
日時:9月25日(木)午後2時~3時30分
場所:ハイトピア伊賀 4階多目的室
内容:認知症についての講話・寸劇鑑賞
申込方法:電話・申込フォーム

申し込み・問い合わせ:地域包括センター南部サテライト

◆認知症の人と家族の会「伊賀地域つどい・交流会」
認知症の人を介護する家族が、つらさやしんどさを抱え込んでしまわないように、情報交換の場、近況報告の場として開催します。
日時:9月16日(火)午後1時30分~4時
場所:名張市役所 会議室304(名張市鴻之台1-1

問い合わせ:地域包括支援センター東部サテライト

申込先・問い合わせ・認知症に関する相談先:地域包括支援センター
・中部【電話】26-1521【FAX】24-7511
・東部サテライト【電話】45-1016【FAX】45-1055
・南部サテライト【電話】52-2715【FAX】52-2281
【メール】[email protected]