くらし 明日に向かって~差別をなくしていくために~

■「気づき」から「行動」へ-防災危機対策局-
防災危機対策局では、防災力の向上をめざして、市政出前講座を行っています。この講座では、参加者のニーズに応じ、興味を持っていただけるよう工夫しています。講座を通して、少しでも防災力の向上につながる「気づき」を得ていただきたいと思いますが、「気づき」は一人ひとり異なります。例えば、非常用持ち出し袋を準備している人とそうでない人、また家族と同居している人と離れて住んでいる人では異なる「気づき」があるでしょう。そのため、すべての参加者が何かの「気づき」を得られる話をしたいと考えています。
担当者としては、防災に関心を持ち、興味を持ってもらうためにさまざまな工夫をしていますが、本当に伝えたいことは「気づき」から「行動」に移すことが重要だということです。
防災に対する意識や知識があっても、実際に災害に備えて「行動」に移さなければ、「気づき」のままでは防災力は向上しません。また、「行動」の中にも、非常用持ち出し袋の準備や家具の配置変更、避難ルート、非常時の連絡方法の確認など、個人でできることもあれば、地区での安否確認や声を掛け合って避難する訓練など、地域全体で取り組むこともあり、「行動」も参加者一人ひとり異なるはずです。
人権問題も同じことが言えるのではないでしょうか。「気づき」を「行動」に変えるには、一人ひとりの能動的な姿勢がポイントだと思います。相手の立場で考え、差別や偏見の解消に向けた具体的な「行動」につなげることが重要です。
私たちも参加者が能動的に学びたくなるような講座をめざして、日々努力を続けたいと思います。

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