- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひ NO.719(令和7年2月号)
■ネット依存・ゲーム依存とは
一般的に依存とは、ある行動の行き過ぎとそれに起因する問題がセットになった状態です。
これは、ネット依存・ゲーム依存に限らず、アルコールやギャンブルなど他の依存でも同様です。依存の場合、ある行動は、快感、多幸感やワクワク感を引き起こすので、これを追い求めるがゆえに、その行動が過剰になります。行き過ぎかどうかは、ゲーム・ネット使用時間で判断するのがもっともわかりやすいでしょう。使用時間が長くなるに従って、ネットやゲームに関連した問題が悪化することは、わが国で行われた実態調査でも明らかにされています。しかし、国際的には何時間以上ネットやゲームをすると依存なのかといった基準は示されていません。
過剰使用に起因する問題は多岐にわたります。
▽過剰使用による学校や家庭での問題
遅刻・欠席
ひきこもり
昼夜逆転またはその傾向
家族に対する暴言や暴力
学業成績が低い、または、下がった
家で、物に当たったり、壊したりする
現実の友人が減った
ゲーム課金が多い
■ネット・ゲーム依存にならないために出来ること
○「やり過ぎ」を自覚する
自分が1日にどのくらいの時間をネットやゲームに費やしているかを知る。
例:一日の行動記録を付けて、1日の中でゲームに費やしている時間を知る。
○ルール(約束)を決める
ルールを決めすぎると、かえって守れないものです。
終了時刻を決めることが大切です。
○活動を広げる
ネットやゲーム以外に新たな楽しみや興味があることを見つけられたら、結果と
して、ネットやゲームの時間を減らすことにつながります。
○「ストレスからの逃げ場」となっていないか?
ネットやゲームが「日常生活のストレス」や「生きづらさ」から一時的に解放さ
れるための「逃げ場」になっていることがよくあります。
■ゲームズテスト(GAMES Test)
過去12ヵ月について、以下の質問のそれぞれに、「はい」「いいえ」のうち当てはまる方に〇をつけてください。最後の質問については、もっとも当てはまる回答を一つ選んでください。
なお、ここでいうゲームとは、スマホ、ゲーム機、パソコンなどで行うゲームのことです。
ネットやゲーム依存にならないために、付き合い方に注意して、生活習慣をみなおしましょう。